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130 侑視点 ページ34

正直に言ってええ?

Aの私服初めて見たんやけど、短パンからスラッとした健康的な足が出てて、昼間は熱くないからか薄着で、なんというか、めっちゃええ。

制服しか見てへんからかもしれんけど、それだけで今日来てよかったって思える。


バレーしてるときに応援しとる女子に対してや、俺らの顔しか見てへん女子にはやかましいと思ってまうけど、Aは最初から中身を見てくれとったし、他の子とはちゃうなって思っとった。

いたずらみたいなんして、気を引くのも捨てがたいけど、今回みたいにちゃんと勉強して褒めてもらえるっていうのもいいな、と味をしめてしまった。

だって今も、Aが隣に座って教えてくれとるんやもん。

そら頑張れるわ。


A「侑くん?聞いてる?」

侑「お、おう、聞いとったで」

A「…じゃあここの答えは?」

侑「え!えー‥っと、待ってや…、X=12!」

A「わー!正解です!」


ほら、俺の言動で自分のことのように喜んでくれるA、かわええやろ?

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作者名:智紀りょう | 作成日時:2023年2月9日 14時

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