稲荷崎高校のマネージャーは世界一＃3【ハイキュー】 (ページ33)

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そして勉強会の日。

みんなはあたしの家を知っているので、特に待ち合わせはしなくてもいいようだ。

時間の少し前にインターホンが鳴る。

A「はーい」

玄関を開けると、見慣れない私服のみんなが立っていた。

A「どうぞ、あがってください」

「おじゃましまーす」

一気ににぎやかになった空気を心地よく感じる。

侑「さぁ、勉強頑張るでー！」

治「なぁなぁ、俺の分のお菓子、たくさんある？」

銀島「おい、治。みんな平等やからな！」

角名「オッホホ、楽しみだなぁ。Aの部屋って入っていい？」

みんな好き勝手に話している。

入ってきたときはにぎやかだったが、思いのほか集中して勉強している。

たまに「これ分からへん。分かる人おる？」と手が挙がるくらいだ。

A「勉強に集中してるみんなもかっこいいね」

侑「ほんまに！？これからもちゃんと勉強しようかな～」

治「いやいや、ツムには言ってへんよな！？俺やんな！？」

銀島「みんなって言ってたやろ。治も入ってんで」

角名「勉強できる、じゃなくて、集中してやってるところ見てくれてるのいいね」

少しだが、みんなと関わってきて、扱い方が分かってきた気もする。

これが手綱を握っていると言われている理由かもしれない。