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男が奥に座り、あたしを挟んで、後ろから別の男が乗ってきた。
「Aちゃんなら来てくれると思ってたで」
話しかけられても答える気にならず、黙ったまま視線だけちらりと向けた。
それを気にした様子はなく、男は、あたしの肩に肘をおいて、ご満悦だ。
「そぉんな顔せんでも大丈夫やって。
Aちゃんが言うこと聞いてくれてたら、他の人たちには手ぇ出さんから」
見えない鎖で繋がれていくのが分かる。
息苦しい。
それでも他の人たちに手を出されるよりはマシだ。
あたし1人ならどうとでもなる。
できれば、他の人には気付かれずに終わりたい。
「あ、とりあえずコレつけといてや」
そう言って差し出されたのは、黒いアイマスク。
自分でつけさせるっていうのは、こちらの気力を奪い取るためだろう。
自分の意思で捕まってますよ、という呪縛をかけたいのだ。
「ほら、はよ」
アイマスクを目の前に差し出されて、仕方なく受け取る。
アイマスクをつけると、光さえ分からず、真っ暗闇の状態になった。
視覚が閉ざされて、その分聴覚や触覚が研ぎ澄まされていくのが分かる。
両腕を、それぞれ隣にいる男たちに組まれて、何も出来なくなった。
助けは来ない。
自分でなんとかしなければ。耐えなければ。
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智紀 りょう(プロフ) - himenoさん» 評価もハートも嬉しいですが、コメントがめちゃくちゃ嬉しいです！尊いですよね、これからも尊さ増していきたいです（笑）ありがとうございま(*'ω'*)) (2023年2月7日 17時) (
レス) id: bd4269a656 (このIDを非表示/違反報告)
himeno - 今回もとっても面白いです！！稲荷崎高校はやっぱり尊いです💓💓応援してます！！ (2023年2月7日 15時) (レス) @page35 id: 2ce978f189 (このIDを非表示/違反報告)
智紀 りょう(プロフ) - himenoさん» 学校のタブレットに笑いましたｗｗ先生に見つからないように、これからも遊びにきてください！お待ちしています！ (2023年2月6日 14時) (レス) id: bd4269a656 (このIDを非表示/違反報告)
himeno - とっても面白いです！！学校のタブレットでいつも見てますww更新頑張ってください！！！応援してます！！ (2023年2月6日 13時) (レス) @page23 id: 2ce978f189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智紀りょう | 作成日時：2023年2月4日 10時
