稲荷崎高校のマネージャーは世界一＃2【ハイキュー】

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とうとう吐き出してしまった。

一度吐き出してしまえば、もうあたしにストッパーはなく、聞かれるがままに答えていた。


A「正直、いつからかは分からないんです。
足音聞こえるようになって、等間隔でついてくるなって気付いたのは1週間くらい前で・・」

角名「1週間も1人で我慢してたんだ」

A「仕掛けて来ても倒せるだろうなって思ってるんですけど、気味は悪くて」

角名「そんなの当たり前じゃん。
…ね、このアプリ一緒に入れない？
お互いの位置情報が分かるみたいなんだけど、明日適当な理由付けて、他のバレー部にもいれてもらうからさ」

A「でも、」

角名「大丈夫だよ、ね？」


優しく諭されるように言われ、あたしは言われるがままにアプリを入れた。


角名「そんでさ、ちゃんと家に着いたか、個人でもグループでもいいから毎日報告して。
なにかあったときはスタンプだけとか、なにか一文字だけとか送って。
1分以内にAから追加連絡が来なかったら、何かあったんだなって位置情報確認するから」

A「わ、分かりました。
なにからなにまで、ありがとうございます…」

角名「何かあってから後悔だけするの、嫌だからさ」

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