転校生は綾小路の片割れ【ようこそ実力至上主義の教室へ】 (ページ3)

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清隆side

キーンコーンカーンコーン

茶柱「全員席に着いてるな。これから朝のHRを始める。

唐突だが、今日ここDクラスに転校生が加わる」

転校生…この学校にそんな制度あったのか？

なんにせよ急だな

今は夏休みが明けて数日が経ったところ

転校生が来るような時期でもないはずだが

　
だが転校生というワードで場が盛り上がるのは当然の事で、クラスメイト達はザワザワし始めた

「どんな子だろうね～」

「可愛い女子来いッ！」

池「先生ー！転校生って女子っすか？」

茶柱「残念だが池、転校生は男子だ」

池「マジかーー！」

池達男子の淡い期待も虚しく散った

茶柱「静かにしろ。転校生が出づらいだろ

…入って来い」

ガラ

？「失礼しま～す」

オレは自分の目を疑った

この学校に入り、少なくともあと2,3年は会う事が無いと思っていたからだ

ソイツはクラスを見渡しながら言った

？「初めまして、俺は綾小路清暙っていいます！

皆とそれなりに仲良く出来たら幸いです、よろしくね～」

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清暙side

俺はバスに乗り、今日から通う学校に着いた

国が支援している事もあり、面積はバカでかい

案内図を見ながら職員室に行くと、俺の担任らしい人…茶柱先生から、ある程度この学校の制度について説明された

ポイントがなんちゃら的な？←聞き流してた

HRの時間になると、教室まで連れて来られ、廊下で待っている様言われたが、なんだか教室内が騒がしい

自己紹介は普通に名前だけで良いかな？

でも緩くいこう。第一印象大事。

茶柱「入って来い」

俺が自己紹介の事を考えていると、茶柱先生から無愛想に指示された

ガラ

『失礼しま～す』

緩い印象を持たせる為、わざと語尾を伸ばして言った

この自己紹介で、俺の高校生活が決まる

笑顔でいこう

『初めまして、俺は綾小路清暙っていいます！

皆とそれなりに仲良く出来たら幸いです、よろしくね～』

我ながら親しみやすい自己紹介だと思う

ふと窓際に目をやると、面食らった様な顔をした片割れと目が合った

…え？あいつDクラスだったの？

双子で同じクラスって中々無いよ？

ていうか、何でDクラスなんだよ？Aだと思ってた

多分今の俺の顔は、驚きと混乱でフリーズしてる“タカ”と同じ顔だ

～追加設定～

双子同士の呼び名

清隆→“タカ”

清暙→“ハル”