価値観の違いですね。2【学パロ】 (ページ2)

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『なんか久しぶりやなぁ学校』

俺は生徒会室の前で止まったままだった

今更になってどんな顔して入ればいいか分からなくなった

あいつらなんてどうでも良かったはずなのに。

自分の事情を知られただけで

こんなに怖くなるなんて思ってなかった。

『どうしようかなぁ、』

ボソリと呟いた言葉だったが聞かれていたみたいだ

「なにがどうしようかなぁやねん。」

『えっゾム…』

「入らへんの」

『いや。あの…怖くなってん。俺の親可笑しいやろ。だから変な目で見られるんやないかって』

「親にはびっくりしたけどなんでお前にも変な目しなあかんの」

『え』

「お前はちゃうんだからそれでええやん」

「はよ入るで」

『お、おう』

「帰ったで～」

『お、おはよ、』

「おっ！ゾムおか…A!?来れたんか！？」

「ほんまや！怪我大丈夫なん！？」

「退院今日やないのか!?」

「もう大丈夫なん??」

前とは違った

皆心配してくれてて

俺は思わずエーミールの方を見る

「だから言ったでしょう？皆いい人だって」

とエーミールは微笑んだ

『な、なんで俺なんかに…』

「そりゃぁあんな家庭事情見ればお前がなんで俺ら嫌いかなんて予想尽くし。…なぁ」

「ほんまそれ。」

「いいんですかお礼言わなくて」

『あ、えっと…皆ありがとう。』

そう言うと彼らは微笑んだ