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風磨「そう、それで岸がさ」
笑いながらその日あった出来事を話してくれる風磨を見て私も笑う。
風磨「A、俺がついてるからな」
風磨の言葉に大きく頷く。
ずっとこのままいれたらいいのに。
笑い合うたびに思う、時よ止まれ。
風磨「Aが諦めそうになっても、俺が守るから」
いきなり、真面目な顔をして風磨が言う。
不意に見せるその顔が時を止めた。
風磨といると、愛の意味を分からせてくれる。
泣きそうになって、それを抑えるために、冗談を言う。
『死んだら私が風磨を守るね』
風磨は一瞬困った顔をして、それから笑った。
風磨「Aにしか言えない冗談だな」
でもね、風磨。
私が死んでも幸せになってよ。
もしも…もしもだけど。
もしも、明日が来ないなら。
ゆっくり、あなたと共にいたい。
ねぇ、一つだけわがまま言わせて?
最後も笑顔見せて。
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作者名:R.N | 作成日時:2018年4月14日 16時