ゆるゆる短編集 6【芸人】 (ページ39)

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ミキ亜生* ページ39

あやめさんリクエスト

✄ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｷﾘﾄﾘｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ✄

亜生side

亜生｢Aーっ、何やってんのー？｣

椅子に座って携帯をいじってたAに後ろから抱き着く。

その瞬間楽屋にいた全芸人が｢あ…｣って感じでこっちを見て、同時にAが持ってた携帯からゲームオーバーを告げる音が鳴った。

亜生｢あ…いや、ちょ、これは…｣

慌てて離れるけどAは固まったまま動かない。

やってもうた…やってもうた…！

やばい怒られる、助けてって兄ちゃんに目で訴えたら光の速さで逸らされた。

亜生｢ちょっ兄ちゃん！無視せんといてや！｣

昂生｢知らんて！お前が悪いんやろ！｣

亜生｢やってまさかゲームしてるとは思わんやんか！｣

『亜生さん』

亜生｢はいぃっ！？｣

兄ちゃんと小声で言い合いしてたら不意に名前を呼ばれて背筋がピッと伸びる。

いつもなら“亜生くん”呼びやのにわざわざさん付けしてくるってことは相当怒ってるんじゃ…。

『いつも周りを見て行動して下さいって言ってますよね』

亜生｢…はい｣

ふーっと溜め息をつき携帯を机の上に置いた。

亜生｢お、怒ってる…？｣

『そう思いますか？』

亜生｢…思います、ごめんなさい…｣

『…まぁ、自己ベストは更新したしな』

亜生｢え？｣

Aはポツリとそう呟くと俺の方を振り向いた。

そして両手を控えめに広げた。

『…ん』

亜生｢…へ？｣

『別に、怒ってないですよ。どうせかまちょしに来たんですよね？
周り見て行動しろは本音ですけど今日は自己ベスト更新したんで許します』

亜生｢っ、A好きーっ！｣

『はいはい』

控えめに広げられた腕の中にダイブ。

昂生｢どっちが年上か分からへんやん｣

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あやめさんリクエストありがとうございました！

なんか淡白というよりただ怒ってるだけだし終わり方謎ですよね…申し訳ないです…！

久しぶりのリクエスト難しい…！

もし良ければまたリクエストして下さると嬉しいです！