第91話 ページ44
Aside
一夜明けて、なんとか気持ちも落ち着いて、やっと伊藤の想いと真剣に向き合おうと思ってたのに。
『訳分かんなさが倍増してるーーー…』
赤坂「ちょっとやり過ぎなのでは…」
理子に連れられて中庭に行くと三橋と伊藤を筆頭に大量のつっぱりどもがむっくんの乗った神輿を担いで歩いてた。
理子と顔を見合わせて呆れてると、どこからか怒鳴り声が聞こえてきて俺たちの横をゴッツい男が走り抜けて行った。
剛田「中庭で神輿なんて聞いた事ねぇぞ!」
『激しく同意なんだけど…誰?』
坂本「剛田先生…彼らは良かれと思って椋木先生を」
剛田「有り得ない!」
先生?
え、新しい先生?
ちょっとゴツすぎやしませんかね…?
先生っていうよりどちらかというとヤクザっぽいというか…。
三橋「てめぇなんなんだよ。こちとら椋木先生にやれって言われてやってんだよ」
椋木「うん…やれとは言ってないかな」
三橋「言ってたよ?神輿に乗りたいってもう…顔が言ってた」
椋木「どんな顔?神輿に乗りたい顔ってどんな顔だ?」
剛田「やかましい!!」
『えっ!?』
剛田とか呼ばれた先生は思いっ切り拳を振り上げた。
その拳はむっくん目掛けて飛んでいき、庇った三橋の左頬に入った。
『三橋っ!』
慌てて三橋の元へ駆け寄った。
赤坂「さんちゃん!大丈夫?」
『…教師のくせに生徒に手上げて許されると思ってんのかよ』
坂本「Aくん…ごめんね、剛田先生今日が初めてでやり方をちょっと探ってる状況なんだ」
『初めてだったらなんでも許されると思ってるんですか』
剛田「俺に逆らう奴は容赦しねぇし!坂本先生に逆らったら!殺ーす!!」
坂本「えっ!」
いや、えっ!っつってんじゃん。
剛田「分かってんのかー!!」
「「「はい!」」」
『…ちっ』
剛田「先生」
剛田は坂本先生を先に行かせると、周りを囲む生徒達に睨みを効かせて歩いて行った。
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香月なる(プロフ) - 美雨さん» いえいえ、ご指摘ありがとうございます!一応見返してるのですが結構間違えてるものですね…。また気付いた事があれば教えて頂けると嬉しいです。早く更新できるように頑張ります! (2020年3月22日 11時) (レス) id: 4194bddbe5 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - またまた続けてのコメントですみません。 物語パート1 〜一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第68話のここの部分 やべやべ、ちょっと色々混乱してデカ目の独り言喋っちゃった。 (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第66話のここの部分 倉庫の中に明久の奴らに捕まってる今井が見えた。 これ正しくは開久ではないんでしょうか? (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第56話のここの台詞 『伊藤ちゃん顔赤いわよ?』 これ台詞の前の名前抜けてませんか? (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:香月なる | 作成日時:2019年8月7日 22時