第89話 ページ42
Aside
今屋上で三橋から事情聴取、
してるらしい。
佐川｢Aさん、屋上行かなくて良いんすか？｣
『ん？佐川相手してよ』
佐川｢やっぱなんかありましたよね？伊藤さん…すよね？｣
『なんもねーよ』
佐川｢でも、｣
『なんもねぇって！』
急に声を張り上げた俺に佐川が目を見開いた。
…あーもー、俺馬鹿じゃねーの？
こんなん、どう見ても肯定してるようなもんじゃん。
『…ごめん』
佐川｢あ、いえ…｣
『…ちょっと喧嘩。気にすんな、すぐ仲直りすっから』
佐川｢珍しい、すね。Aさんと伊藤さんが喧嘩なんて｣
『…だよね』
なんとなく空気が重くなってしまって、朝佐川に変わってもらった席に戻ろうとしたら愛しい理子の声がした。
赤坂｢A！｣
『理子！…ん、なんでそんな怒ってんの？』
赤坂｢お昼！食べに行きましょ！｣
『え、あ、うん』
また三橋がなんかしたんだろうな…。
ほんとあいつも懲りねーな。
赤坂｢もうほんと信じらんない！｣
『はは…でもそういう奴じゃん三橋って』
赤坂｢そう…だけど！｣
『期待しちゃう理子も理子だよね』
赤坂｢…確かに、そうよね。あのさんちゃんだもの。
…って、私の事はどうでもいいの！｣
『うお、』
屋上での出来事に対するほぼ惚気に近いような文句を聞いてたら急に理子がこっちを向いた。
赤坂｢…伊藤ちゃんの告白、受けないの？｣
『……やっぱ聞いてたのかよ』
赤坂｢ご、ごめんなさい、どうしても気になっちゃって。
受けないのはやっぱり、片桐さんが忘れられないから？｣
『……俺、やっぱまだ好きなのかな？』
視界に入る理子の瞳がゆらゆらと揺れる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 241人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
香月なる(プロフ) - 美雨さん» いえいえ、ご指摘ありがとうございます！一応見返してるのですが結構間違えてるものですね…。また気付いた事があれば教えて頂けると嬉しいです。早く更新できるように頑張ります！ (2020年3月22日 11時) (
レス) id: 4194bddbe5 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - またまた続けてのコメントですみません。 物語パート1 〜一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第68話のここの部分 やべやべ、ちょっと色々混乱してデカ目の独り言喋っちゃった。 (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第66話のここの部分 倉庫の中に明久の奴らに捕まってる今井が見えた。 これ正しくは開久ではないんでしょうか？ (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第56話のここの台詞 『伊藤ちゃん顔赤いわよ？』 これ台詞の前の名前抜けてませんか？ (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：香月なる | 作成日時：2019年8月7日 22時
