第69話 ページ22
Aside
『はい』
振り向くとそこには男4人組が。
え、誰？
紅野｢あれ、ごめんね間違えちゃった。おねーさん｣
『は…？』
真ん中の割と整った顔の男が発した言葉に、俺も後ろの取り巻きもぽかんとした。
え、何で？知り合い？
あれ、こんな知り合い居たっけな…？
ゴロー｢ちょ、ちょっと紅野ちゃん、何言ってんの｣
『そっすよ、俺男です。どっからどう見ても男でしょ？』
ゴロー｢紅野ちゃんすっごい斬新なボケかましてくんじゃん｣
へらへらと笑う長髪パーマ。
紅野、と呼ばれた男がじわじわと近寄って来る。
え、何。てか、誰だよ…。
そんな事を考えてたら気付けば紅野の顔が目の前にあって、
『え…』
唇に何か柔らかいものが触れた。
…って、
『っに、してんだよ…っ！！』
紅野｢うお、｣
力に任せて思い切り突き飛ばす。
紅野はちょっとよろけただけでへらりと笑った。
マジ何こいつ、意味分かんねー。
くっそ、顔熱い、なんで。
紅野｢ほら絶対女の子じゃん。普通男だったら男にキスされてこんな顔赤くしないでしょ｣
紅野が取り巻きを見るけど取り巻きもみんな顔赤くしてる。
紅野｢ありゃ？どうしたよ、みんな｣
ゴロー｢こ、紅野ちゃん、男もイケる口…？｣
紅野｢だーかーら、この子は女の子だってば、ねぇ？｣
あざとく俺に向かって首を傾げる。
殺す…絶対殺す……。
紅野｢まぁそんな事はどうでも良くてさ、おねーさん｣
『…っ』
紅野｢軟葉高校のさ、三橋と伊藤とAっての知らない？｣
なんで俺らを…？
ここら辺じゃ見ない顔。無駄にセンスを感じる服装。
…もしかして、こいつらが佐川をやった奴ら…？
ちょっとは落ち着きを取り戻して冷静になってきた頭で考える。
だったら安易な事は言わない方がいいかもしれない。
俺が女だって事は何故かバレてるみたいだし。
俺は無視を決め込む事にした。
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香月なる(プロフ) - 美雨さん» いえいえ、ご指摘ありがとうございます！一応見返してるのですが結構間違えてるものですね…。また気付いた事があれば教えて頂けると嬉しいです。早く更新できるように頑張ります！ (2020年3月22日 11時) (
レス) id: 4194bddbe5 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - またまた続けてのコメントですみません。 物語パート1 〜一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第68話のここの部分 やべやべ、ちょっと色々混乱してデカ目の独り言喋っちゃった。 (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第66話のここの部分 倉庫の中に明久の奴らに捕まってる今井が見えた。 これ正しくは開久ではないんでしょうか？ (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美雨 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第56話のここの台詞 『伊藤ちゃん顔赤いわよ？』 これ台詞の前の名前抜けてませんか？ (2020年3月22日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香月なる | 作成日時：2019年8月7日 22時
