Episode 42 ページ42
とは言ったものの。
「あ、あれは、烏野の東峰……!!」
「え、誰?」
「北高の奴を手下使ってボコらせてたとか、路上でなんかヤバいモン売りつけてたとか…!」
「5年留年してるんだって…」
「えぇ!?成人じゃん!」
「あの小さい奴って千鳥山の西谷だよな…?中総体でベストリベロ賞獲ってた…」
「え!そうなの!?」
「おいあれって、天才セッターって噂の北川第一の“コート上の王様”…!?」
「なんで烏野?」
「さぁ…」
「でもアイツ中学ん時あんま評判良くなかったよな…」
「え、待って“王子様”の方も居んじゃん!」
「AAってもうバレー出来ないんじゃなかったっけ」
「そうなん?じゃあなんで居んの?」
「さぁ?見学?」
“落ちた強豪 飛べない烏”という異名は思ってたよりも広まっていたみたいで、悪目立ちしているせいで良い噂から悪い噂まで出るわ出るわ。
一応ひそひそと話しているもののそれらのほとんどはしっかり俺らの耳に届いていた。
『あらまぁいつの間にか俺らも有名人ねぇ』
澤村「あまり良い目立ち方では無いけどな…。てかお前は前から有名人だったろ」
『1年ズがこれで萎縮しなきゃいいけどね』
菅原「…あ」
孝支の呟きを聞いて視線を前に戻す。
そこには宿敵、伊達工業の群れ。
眉無しデカ男の青根がロックオンするかのように旭をビシりと指差した。
いつになくかっこよくその目を見返していた旭は、伊達工が戻って行くや否や大量の汗をかき始めた。
『あぁ…旭も萎縮しなきゃいいけど…』
澤村「あのひげちょこは相変わらずだな…」
大地が呆れたような顔をして俺は苦笑いを零す。
移動して着替えをし、翔陽のとてつもない緊張を旭がアドバイスで解してあげたところでアップの時間になった。
澤村「第一試合だ、そろそろアップとるぞ」
「「「「「「オス!」」」」」」
こうして体育館内へと入って行くみんなの背中を見送ると、俺も急いでコーチ達の元へと向かった。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
バレーボール無知過ぎてマネージャーがどこまで手出し口出ししていいのかも分かんないしどこまで選手達と行動範囲一緒でいいのかも分かんない。
まぁフィクションの世界だし夢小説なので広ーい心で細かいとこは無視して読んで下さい🙇♀️
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香月なる(プロフ) - syuu.さん» ほんとですか!😳ありがとうございます!更新頑張ります💪🏻 (3月31日 11時) (レス) id: 6f25cb8b24 (このIDを非表示/違反報告)
syuu.(プロフ) - 文章が分かりやすくてとても面白いです!これからも更新楽しみにしてます! (3月31日 10時) (レス) id: aa189a2955 (このIDを非表示/違反報告)
- - BLフラグ立ててください (3月17日 22時) (レス) id: 547ecb22e4 (このIDを非表示/違反報告)
香月なる(プロフ) - そらと。さん» わわ、ありがとうございます…!憎めない可愛さ、みたいなのがあるキャラにしたいなーと思ってるのでそう言って頂けて嬉しいです🥹やっくんとの絡み自己満で終わってなくて良かった笑こちらこそこれからもこの作品を宜しくお願いします🙇♀️ (3月3日 21時) (レス) id: 6f25cb8b24 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します!主人公くんが可愛すぎます...!やっくんとの絡みめっちゃ好きです!これからも頑張って下さい! (3月3日 14時) (レス) @page36 id: c24869631b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:香月なる | 作成日時:2023年8月27日 0時