Episode 37 ページ37
孤爪side
孤爪｢っ！｣
『お、ごめん、大丈夫？』
烏野のセッターの圧から逃げようとしたら長身の男にぶつかった。
顔を上げるとAAで一瞬体が強ばる。
うわ、コート上の王子様…。
俺の向こうに影山を見付けたAさんは、むっと一瞬眉間に皺を寄せた。
『こら飛雄！孤爪くん怯えてるでしょ！圧かけるのやめなさい！』
影山｢！す、すみません｣
『ごめんね孤爪くん、あれが飛雄なりのコミュニケーションなの。悪気は無いから許してあげて』
孤爪｢あ、うん…あ、いや、はい…｣
『一緒にモップかける？』
孤爪｢……｣
『？？』
じっと見詰める俺に首を傾げた。
孤爪｢あの…A、さん｣
『Aでいいよ。敬語も無理して使わなくていいし』
孤爪｢え｣
『孤爪くん上下関係とか苦手なタイプでしょ？そういうのは他の人で学んで俺にはラフでいいよ。俺孤爪くんと仲良くしたいし』
ね？と微笑むAさ…Aに目をぱちぱちと瞬かせる。
孤爪｢あ…じゃあ、A。俺も研磨でいい｣
『ふふ、研磨。まぁでも学校は上下関係を学ぶ場所でもあるから苦手だからって逃げてばっかじゃ駄目だよ？』
孤爪｢う……分かってるよ｣
『で、なんか用でもあった？』
孤爪｢あ、ちょっと訊きたい事あって｣
『うん』
俺のひとつ年上、クロとは同い年。
そんな事実が信じられない程天才的なプレーをする事で中学生の頃から脚光を浴びていた。
さっき貰ったアドバイスもかなり的確で、人と関わるのが苦手な俺でも話してみたいと思えるような不思議な雰囲気を持つ人だと思った。
孤爪｢Aさぁ…｣
『ん？』
孤爪｢説明とかアドバイス上手だよね、すごい分かりやすい｣
『ほんと？へへ、嬉しいな』
孤爪｢…俺、Aと仲良くなりたい、かも｣
『え！な、何それ、可愛いんだけど…』
孤爪｢仲良くしてくれる？｣
『当たり前じゃん〜！くぅぅ可愛いぃぃ』
孤爪｢わ、うわ｣
ぎゅむぎゅむ抱き締められる。
不思議と嫌じゃなかった。
黒尾｢く……っ！あの研磨が…自分から…！｣
月島｢何泣いてるんですか……｣
黒尾｢やっぱ凄ぇなAA………！｣
月島｢…早く帰って欲しい……｣
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
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香月なる(プロフ) - syuu.さん» ほんとですか！😳ありがとうございます！更新頑張ります💪🏻 (3月31日 11時) (
レス) id: 6f25cb8b24 (このIDを非表示/違反報告)
syuu.(プロフ) - 文章が分かりやすくてとても面白いです！これからも更新楽しみにしてます！ (3月31日 10時) (レス) id: aa189a2955 (このIDを非表示/違反報告)
- - BLフラグ立ててください (3月17日 22時) (レス) id: 547ecb22e4 (このIDを非表示/違反報告)
香月なる(プロフ) - そらと。さん» わわ、ありがとうございます…！憎めない可愛さ、みたいなのがあるキャラにしたいなーと思ってるのでそう言って頂けて嬉しいです🥹やっくんとの絡み自己満で終わってなくて良かった笑こちらこそこれからもこの作品を宜しくお願いします🙇♀️ (3月3日 21時) (レス) id: 6f25cb8b24 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します！主人公くんが可愛すぎます...！やっくんとの絡みめっちゃ好きです！これからも頑張って下さい！ (3月3日 14時) (レス) @page36 id: c24869631b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香月なる | 作成日時：2023年8月27日 0時
