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Episode 17 ページ17

『あれ?飛雄と翔陽?何してん、だ…』









進路相談を終え教室に戻ってると可愛い後輩が居た。


なんでこんなとこに、と珍しく思ってると2人の前には旭が立ってた。




あぁ……アイツらほんと行動力の鬼だな。










日向「俺エースになりたいから本物のエース生で見たいです!」


東峰「……」












翔陽の勢いに旭が少し気圧されたのが後ろからでも分かった。




翔陽はほんとに純粋で真っ直ぐで、ただただバレーが大好きなんだろうな。







そう思うと心の奥から何かドロっとした黒いものが溢れた気がした。


…俺、いつかあの真っ直ぐさに潰されてしまう気がする。












東峰「……悪い。俺はエースじゃないよ」













旭がこっちに歩いて来たのを見てはっと我に返る。

ふと目が合って旭が気まずそうに微笑んだ。




その後ろ姿を目で追って俺も自分の教室に戻る。














影山「あ、Aさん」


『よ、1年ズ』


日向「ちわっす!」


菅原「あっ!ていうお前ら、急がないと部活始まるぞ!」


影山·日向「「!!!」」














慌てて駆け出す2人を見送る。














菅原「Aももう進路相談終わったんだろ?俺らも急ご」


『あ、ごめん。今日ちょっと遅れるって先生に言っといて』


菅原「え?」


『用事終わったらすぐ行くから』


菅原「うん、分かった…」














怪訝そうな孝支も見送り俺は旭のクラスに向かった。














『やっぽーい』


「A?どしたん」


『ちょっと旭に用事。旭の机どこ?』


「ここだけど。アイツ今進路相談中だべ」


『知ってる知ってる。終わるまでここで待っとく』


「あーね。じゃあ俺ら帰んね」


『ん。ばいばーい』














旭の席に座り机の中をごそごそと漁ると小説が出て来たのでそれを読みつつ旭が戻って来るのを待つ。


意外と面白くなってきた時「うわっ」て声が聞こえて顔を上げた。















『お、おかえり旭』


東峰「なんで居んのお前…びっくりした…。何、進路相談待ち?」


『ううん、進路相談はさっき終わった』


東峰「じゃあ何。あれ、部活は?」


『後で行くよ。ちょっと旭とお喋りしようと思ってさ』


東峰「お喋り?」

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香月なる(プロフ) - syuu.さん» ほんとですか!😳ありがとうございます!更新頑張ります💪🏻 (3月31日 11時) (レス) id: 6f25cb8b24 (このIDを非表示/違反報告)
syuu.(プロフ) - 文章が分かりやすくてとても面白いです!これからも更新楽しみにしてます! (3月31日 10時) (レス) id: aa189a2955 (このIDを非表示/違反報告)
- - BLフラグ立ててください (3月17日 22時) (レス) id: 547ecb22e4 (このIDを非表示/違反報告)
香月なる(プロフ) - そらと。さん» わわ、ありがとうございます…!憎めない可愛さ、みたいなのがあるキャラにしたいなーと思ってるのでそう言って頂けて嬉しいです🥹やっくんとの絡み自己満で終わってなくて良かった笑こちらこそこれからもこの作品を宜しくお願いします🙇‍♀️ (3月3日 21時) (レス) id: 6f25cb8b24 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します!主人公くんが可愛すぎます...!やっくんとの絡みめっちゃ好きです!これからも頑張って下さい! (3月3日 14時) (レス) @page36 id: c24869631b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香月なる | 作成日時:2023年8月27日 0時

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