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この梵天のアジトには不似合いなKPOPの音楽が、微かに聞こえる。



その正体は、ご機嫌そうに鼻歌を歌いながら黒光りの銃を丁寧に磨く、Aのヘッドホンから音漏れするものだった。
黒のキャミソールにデニムの短パンという、何とも無防備な格好だったが、梵天のメンバーにとっては日常茶飯事の事だった。

その向かいのソファーには鶴蝶が座っているが、自分の世界に入っているAには気づくよしもなかった。



鶴蝶「おい、A」

A『♪〜』


鶴蝶「…はぁ、」

A『♪〜』



先程からメールが止まないAの携帯が気になり、Aを呼ぶが勿論聞こえておらず、楽しそうなところを中断させるのも可哀想だろうと思い、鶴蝶は諦めてAの武器いじりを珈琲を飲みながら眺めることにした。



すると、アジトの扉が開く音がした。
仕事を終えた灰谷兄弟と三途が帰ってきたようだった。





蘭「お〜、今日も武器いじりかぁ。」


いつものどこか抜けたような喋り方で蘭が言った。




鶴蝶「…話しかけているんだが気づかない。」


春千夜「そりゃ無駄な話だな!」

竜胆「こいつは1度武器いじりを始めたら、自分が満足するまでかえってこないからな。」



Aの隣に座って肩を組み、ご機嫌そうに擦り付く春千夜にも気づかないほど、Aはのめり込んでいた。

そして、鶴蝶がふと気になった事を口にした。



鶴蝶「そういえば、Aはどうして梵天(うち)なんかに入ったんだ?」


竜胆「あー…鶴蝶は知らなかったな。」





蘭「それはなぁ…俺たちに出会ったのが始まりだよ。」




そう言って、蘭は鶴蝶にAとの出会い、梵天に入った経緯を話し出した。









こんにちは、作者です!

遅くなりましたが、まずはお気に入り400人越え、評価も70…

本当に嬉しいですし、励みになります!
ありがとうございます!!


更新遅れてしまい申し訳ありません…( ˊᵕˋ ;)

今後のシナリオを考えていたり、今の時期オープンキャンパスに行かなきゃいけなかったりと、夏休み以外に忙しく遅れてしまいました(><)


課題も終わり落ち着いてきたので、もう少し頻度を高くするように心がけていきたいと思います!

これからも「梵天の女」をよろしくお願いいたします!


可憐な姉御

こちら並行して書いている作品です!
宜しければこちらも是非ご覧下さい!!

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りんご - めっちゃ面白いです!応援しています! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
千波耶(プロフ) - 蛙パーカーさん» ありがとうございます!頑張りますね!! (2021年8月30日 21時) (レス) id: bb0f1f8bad (このIDを非表示/違反報告)
蛙パーカー - 滅茶苦茶面白いっす!本当最高っすね!これからも応援してるっす! (2021年8月7日 14時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千波耶 | 作成日時:2021年8月5日 21時

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