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牛島side
斑鳩の悲しそうな顔、
見ると、何故だか俺も辛くなった
大和「あの、皆さん
少し、昔話を聞いて貰えますか?」
大和side
斑鳩を初めて見た時、不思議な気持ちになった
彼女の目には光がなかった
斑鳩『斑鳩型戦艦になるはずでした。
多分、斑鳩です。特にそれ以外はないです』
暗い倉庫の中で多分1年は過ごしていたらしい
彼女は、鎮守府で引き取る事になった
初めて海にでた時、彼女は海に立つことすら
出来なかった
その数日後、
やっと海で走れるようになった時だった
私は彼女の見守り役として傍にいた
沖にでたとき、彼女は泣たの
なぜ、泣いているのか聞いたら、
斑鳩『海って、広いんですね
空って、青いんですね』
はじめて、海しかない場所をみました、と
嬉しそうに笑ったの。
私が初めて見た笑顔だった。
でも、それからまた、笑わなくなったわ
とある出来事が、あったのよ
そのせいね。
でも、みんなで笑わせたわ
でも、自分の事を感情も、痛覚もない物だと
自分を盾にして、皆を護っていたわ
何度も大破して、何度も轟沈しかけた
そのせいで出撃させてもらえなかった
提督と話すことで自分の事を
大切に出来るようになった
大和「やっと出来た大切な家族、
そして貴方達仲間
彼女の事を大切にしてあげて下さい
あの子は脆いから」
牛島side
斑鳩の過去
予想以上に酷くて、辛かった
牛島「絶対に、斑鳩は大切にします
大切な仲間だから」
いや、仲間、と言うよりも、
もっと大切な感情がある気がする
よく分からないが。
《バレー部の皆さん、執務室に来てください》
大和「案内します、ほら、行きましょう」
大和について行くと、沢山の艦娘とすれ違った
沢山話掛けてくれる
少しして執務室につく
大和「提督、失礼します
皆さんを連れてきました」
ゆっくりと、ドアが開いた
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作者名:きぬがさたけ | 作成日時:2018年11月25日 18時