迷った時はそばに ページ40
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マシュマロでいただいたリクエストです。
ar side
お昼の生放送。今日は伊野ちゃんと2人での出演。
もう何回か出演していて慣れてきた伊野ちゃんだが、今日はどことなく様子がおかしいような気がしている。
「んー…………」
2人で待機している楽屋で伊野ちゃんの様子を伺っていたのに気づいたらしく、張本人が声をかけてきた。
「ん？どうしたの大ちゃん？」
「──……ん？ああ、いや、………伊野ちゃん大丈夫？」
「───………ふぇ？何が？」
こてんと首を傾げる姿は30を超えているとは思えない。
「いや、大丈夫ならいいのよ。なんかいつもと違う気がしたからさあ。」
「ふーん。別になんともないけどね？変な大ちゃん。」
絶妙な暴言とも言えない言葉を吐いた後は興味が失せたように携帯をいじり始める。
やっぱり気のせいだろうか。モヤモヤと浮かんでいた疑惑を消すように俺も携帯をいじり始める。
そしてそんな会話をしてすぐ、ADさんに呼ばれそのままスタジオへと向かった。
2時間を超える収録も何とか終わり、出演者の方と少し談笑しながらスタジオを出る。
途中まで伊野ちゃんも一緒にいたが、途中で電話が入ったらしくひらひらと手を振りながら先に別れた。
その後、話が盛り上がってしまい、かなり遅れて楽屋へと戻ると、いると思っていたはずの彼の姿がない。
先に戻ったのではなかったのだろうか。トイレにでも行っているのか。
楽屋に置いていた携帯を見ると通知が来ていることに気が付き、メッセージを確認する。
『今どこいる？ちょっとたすけて』
「────え？」
伊野ちゃんからこんなヘルプの連絡が来ることなんて今までなら絶っっっっっ対にありえない。
只事ではないということはわかったけれどそれが伊野ちゃんから送られてくるとは考えられなくて理解に時間がかかってしまう。助けてってどういうこと？
ていうか伊野ちゃんこそどこにいんの？
文字で送ろうとしたけど時間すら勿体なく、電話をかける。しばらくコール音が続くがなかなか出てくれず、焦る気持ちがいっそう強くなる。
どうしたんだよ早く出てくれよ。
1回切り、もう一度かけ直す。
粘り強くコール音を聞いていると、プツッと言う音の後に伊野ちゃんの声が聞こえた。
『………っ、────だいちゃ……、っ、おれっ、』
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ocome(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます＾＾承知いたしました！♡ (2022年5月8日 13時) (
レス) @page1 id: 1418944971 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ライブ中やリハ中に体調悪くなっちゃうけど無理する感じのお話読んでみたいです！ (2022年5月8日 0時) (レス) @page1 id: 03057fdb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ocome | 作成日時：2022年5月7日 20時
