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「てことで今思ってること全部僕にぶつけな？吐き出さないと余計しんどいよ？」
「え、いいよ」
「ねー、さっき言うって言ったよね？」
「……言ったけど、べつに今じゃなくても、俺しんどいと思ってないし、」
「言ってくれないなら他のメンバーにも言っちゃおっかな〜今日倒れたってこと。
みんな怒るだろうな〜内緒にしてたこと。」
しまった。そうだった。
知念は絶対に敵にはしたくないタイプだった。
知念の言うことは絶対。
どうして忘れていたんだろう。
頭の回転すら鈍くなってしまっているのか。俺は。
「───わかったから……、もう…………弱音吐きたくなかったんだけどな………、」
駄目だ。変に足掻く方が後々めんどくさい。
その事にようやく気づき、考えることを放棄した。
知念は口を開くのじっと待ち続けている。
沈黙に耐えきれず先に言葉を発したのは伊野尾だった。
「───なんかさ、…すげえつかれやすくて、」
「うん」
「くすり、飲んでるのに改善され始めるのは2週間経ってからくらいらしいし、副作用つらくて、」
「…うん、」
「食事するのもしんどいし、吐き気もするしめまいも凄いし、動悸がキツすぎて息苦しいし、」
「くすり飲むの得意じゃないけどがんばって飲んでんのに楽にならないし、迷惑かけちゃうし、どうすればいいかわかんなくて、」
「うつる心配ないから仕事はこなしたいと思うけど体ついていかないし、大丈夫だっていいきかせても駄目だったし、あとちょっと頑張れば楽になるかもしれないけど、
でも、ダンスも歌もこなせる自信なくて、」
「───こころがね、……おれちゃいそう………」
1度口を開いたら堰を切ったように弱い部分が流れ出てしまった。
後輩にこんな弱音吐いて情けねえの。
今更恥ずかしくなり、なんてね。大したことないけどさ。といって誤魔化す。
そんなこと言っても知念は誤魔化されてはくれないし、弱音吐いた分だけ思考がマイナスへと傾いたせいもあり、はあ、と溜息をつきながら俯いていると知念が隣に座って肩を撫でてくる。
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ocome(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます＾＾承知いたしました！♡ (2022年5月8日 13時) (
レス) @page1 id: 1418944971 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ライブ中やリハ中に体調悪くなっちゃうけど無理する感じのお話読んでみたいです！ (2022年5月8日 0時) (レス) @page1 id: 03057fdb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ocome | 作成日時：2022年5月7日 20時
