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yt side


「………伊野ちゃん.......??」


「──ッ!ゼー、……っぇ゛……ゼー……ひゅう……」


「伊野ちゃん!どうしたの?苦しい?」


「……はっ、、へい…、き、……ケホケホッ……、っぇ゛、ほ!……っん、あれ、………っ、」


「なに?!どうしたの?」


「………、ヒュッ、──なんかっ………ヒュウ、きょうっ、やっべぇ………っ…──」


「え、まってどうしよう、伊野ちゃんしっかり!」


「──ゆ、と、………ひゅう………だいじょ、ぶ……ケホッ……だから……ゲホッ、かばん………」


「うん、かばんの中ね、」


そういい伊野ちゃんのカバンの中を漁り、L字型の物を取り出し軽く振り、キャップを外したものを彼の口に当て、咥えさせる。


「伊野ちゃん、これ出来る?」


「──ゼー、………よゆー………ケホッ」


何度か伊野ちゃんが発作を起こしている場面に立ち会ってはいるから何をするべきかなんてとっくに身についている。

それでも彼は発作を隠しに隠そうとするからいつだって見慣れない。ドキドキしながら1連の動作を見守っているとどうやら落ち着いたみたいでくたりとソファに体を預ける。


「お疲れ様。うがい、できる?」


「──ふぅ……………、ん、ちょっと………ちょっとまって、……」


のろのろと上体を抱えて起こし、俺が持っていたコップを受け取り口に含みうがいをすると、そのコップの中にそのまま吐き出した。

近くの水道まで行く元気がないってことだ。


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ocome(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます^^承知いたしました!♡ (2022年5月8日 13時) (レス) @page1 id: 1418944971 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ライブ中やリハ中に体調悪くなっちゃうけど無理する感じのお話読んでみたいです! (2022年5月8日 0時) (レス) @page1 id: 03057fdb8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ocome | 作成日時:2022年5月7日 20時

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