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心の中を巣食っていたどす黒い感情が、隠していたかったのに溢れ出てくる。

弱音を吐いたら怠惰だと思われるのがこわかった。それでも優しくされたら弱音を吐いてしまいそうで。

だったら我慢すれば、バレないようにすればそんな心配しなくて済む。そう思っていたのに俺が隠そうと努力したところでメンバーには気付かれていて、それどころか俺のために影で支えようとしてくれていたのだ。
こんなにも愛されていたのに。俺は。

ボロボロと頑張って貼り付けていた仮面が剥がれ落ちる。嗚咽が漏れないように必死に食いしばりながら涙がこぼれないように押し殺す。

「────、っ〜〜!!、ぅ、───、」

泣きたくなんてないのに感情が抑えきれなくてしゃくり上げる声が止まらない。

「ん、大丈夫だから、泣くなって〜、頑張ったから。大丈夫。──大丈夫。」

背中を撫でてくれる手が優しくて余計に涙を誘発させられる。

「──っ、ごめんっ………、ごめっ、なさいっ、……!……っ〜〜〜!」

いっその事責め立ててくれれば良かったのに。それなのにメンバーが大丈夫だよって優しい声をかけてくる。
どうすればいいのか分からなくて頭がぐちゃぐちゃで意識を保っていたいのに脳が考えることを放棄したようで強烈な眠気が襲ってきた。

何だかちからが、ぬけてしまう。

「え、ちょ、伊野尾?」


「わ!ちょっと、光くんそっち、支えて!ソファから落ちちゃう、!」


声が聞こえる。でももう限界。ちょっと休ませてくれ。ごめん。


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ocome(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます^^承知いたしました!♡ (2022年5月8日 13時) (レス) @page1 id: 1418944971 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ライブ中やリハ中に体調悪くなっちゃうけど無理する感じのお話読んでみたいです! (2022年5月8日 0時) (レス) @page1 id: 03057fdb8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ocome | 作成日時:2022年5月7日 20時

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