Princess Story.3〜I love you〜

＊.ninetytwo story.＊ ページ8

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彗「子供に夢を教えようとした教師が




しっぺ返しを食らった。



哀れだなー」



ツ「でも、先生たちもいろんな目にあって



教頭が生徒を目の敵にするようになったのも…






わかる」



彗「何甘いこと言ってんだ？




教育をビジネスだと割りきって



生徒を管理するようになった




そんなの教師でも何でもない




ただの工場の出荷管理部長だ




教科書通りに教えるなら



教師なんていらない



ビデオ教材でも配っとけ！」




ツ「…」



確かにそうなんですけど…






彗「お前は、あの大倉陸のことは




やっぱり馬鹿馬鹿しいって思うか？




夢を見るなんて馬鹿みたいって」






ツ「でもっ…夢は毒だって…」






彗「毒のない人生に魅力なんてあるのか？




ゲームでも毒の向こうに





素敵な宝箱が隠されているだろ？




どうして大人はいつも子供に



諦めを教えるのか。





夢も何もかも失った教師に




お前らが本当の恐ろしさを教えてやれ！」





ツ「そんなのどうやって…




わっ」





彗がツバメさんの頭に




真っ白のタイツを被せた






ツ「何これっ…タイツ！！？？」





彗「そう！このタイツでな！




今生徒と教師は敵同士






ロミオとジュリエットのような






悲劇の連鎖を止めるには…





お前らが毒を飲むんだ！！」







『ツバメさん





毒は飲みませんが頑張りましょう！』






ツ「…うん！」

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