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あれから。

王様が何者かに暗殺された事によって、反現国王派の人間が立ち上がって別の人物を王へと押し出した。

ドレスを置いていったことにより、第三者による犯行だと分かるようになっている為、反現国王派を疑う人間が少なかった。やはりそれが良かったようで、今は1つずつ政治を建て直していると聞いている。

少し押せば倒れる政権と言うのも、なかなか酷いものだとは思うが。




一方私は、この件に関して上手く立ち回れたと仕事を認められた。狙い通りに行って気分も良い。

しかし、唯一困っている事があるとすれば、それは。



「A」と呼ぶ声に、ビクリと肩がはねる。紅茶を用意していたのに、背中にベッタリと人がくっつく感覚。

後ろから手が伸びて、ティーカップを持つ私の手の甲を撫でる。そのまま指を絡めてきた。

もう片方の手は、私の肩に乗せて、逃げられないようにされる。

前に逃げようにも目の前は壁で、どうすることも出来ない。


「…総長」


「なんだ?」


「近いです」


「そうか?腕を組んだ仲だろ?」


やけに楽しそうな総長の声。

困っていることはこれだ。総長が最近、とてつもなく近い。自室であるのをいいことに、息がかかる距離まで近づいてくるのだ。

他人が見たら誤解を生むような行動はやめて欲しいのに、何度言っても聞かない。

むしろ楽しそうに困らせてくる。

ため息を一つついて、ティーカップを置いた。

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モノクロ - 初コメお邪魔します。リクです。夢ちゃんとサボの共闘とかどうでしょうか?あと、この作品大好きです。頑張ってください! (2022年12月22日 21時) (レス) @page49 id: 668dfd3812 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2022年12月4日 23時

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