Ｎｏ．273 ページ3
窓もない部屋にいて…何日だったのだろう…
私はあれから色んなことをされていた
私の血液を最低限に採ったり、
変な薬を飲まされたり、
手足を斬られたり、
私が限界と思い気を失うと
オーバーホールの個性でリセットされ
もう一度同じ繰り返ししていた
こんなことをエリちゃんが耐えていたと分かると
彼らは勝己くんの言葉を借りるなら……
クソみたいな人達だわ…
今日も実験が終わったら後
私はエリちゃんのお世話をしている
最初は怖がれていたけど今は仲良くしている
そんなある日
エリちゃんが私に言ってきた
エリ「おねぇちゃん！今なら
治崎達はいない！一緒にに逃げよう！！」
「え？…」
それはエリちゃんからの逃亡の誘いだった
でも私が逃げたらすぐにアイツらに見つかる
あの後、実験する前に私は彼ら2人に
契約を再びされてしまったのだ
もう……逃れることはで出来ない…
私も本当は逃げたいでも…
今はエリちゃんだけでも……！！
私はしゃがみこんでエリちゃんに言う
「エリちゃん…私のことはいいから
エリちゃんだけでも逃げて」
エリ「でも！おねえちゃん
私よりもっと酷いことされて…」
エリちゃん…知っていたんだね…
ごめんね、心配かけて…
でもごめん…
逃げたいけど私は出来ないの……ごめんね…
私は涙を堪えてエリちゃんに真剣な顔で言う
「大丈夫…
おねえちゃんは大人でもありヒーローなの
だから心配しないで」
私はエリちゃんに希望を託してお願いをした
「エリちゃん…
もし緑色の兎の服を着ている
男の人に出会ったら
私は大丈夫だからって言ってくれる？」
エリ「緑色のうさぎさん？」
「そう、その人なら
きっと…助けてくれるから…
時間がかかるかもしれないけど
必ず助けてくれるから…(ニコ」
そう、出久が必ずきっと助けてくれる
雄英高校に情報を……
きっと助けに来てくれるはず
エリ「……わかった…」
「じゃあ私は他の人たちを
惹き付けるからその隙に逃げて」
私は立ち上がってほかの人たちを見る
エリ「おねえちゃん！」
エリちゃんは私のスカートの裾を持つ
私は笑顔で安心させるように言う
「大丈夫、すぐ会えるから…(ニコ」
そして私は見張りをしていた人に話しかけた
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作者名：Pentas 咲妃 | 作成日時：2019年12月22日 17時
