65話 ページ18
そんな時────バシッ、と痛ましい音がした
僕達が音の発生源を見ると、
古傷の少年が鎹鴉を叩き落としていた
鴉「ギャアッ」
2人「「！！」」
？「どうでもいいんだよ、鴉なんて！」
少年は少女の髪を鷲掴みにする
緑「ちょっ！」
鬼殺隊の刀──�狄�変わりの刀�瓩�
寄越せと詰め寄る彼
僕は彼を止めよう動こうとすると
先に動いたのは炭治郎君だった
炭「この子から手を放せ！！
放さないなら折る！！」
え！炭治郎君！！
骨って簡単に折っちゃだめだよ！？
←人のこと言えないよ出久君…… By作者
？「ああ？なんだテメェは。やってみろよ！！」
すると彼の腕からミシッと音がした
お、折ったァァァ！！？
？「ぐっ…」
古傷の少年は折れた方の手首を庇うような体で、少女を背後に庇う炭治郎君を睨んだ
僕は白髪の女の子の所に寄り添った
緑「大丈夫？」
白髪「はい、大丈夫です」
この子…エリちゃんと同い年ぐらいなのに…
我慢しているんだ…
僕は白髪の女の子の頭を撫でて乱れた髪を
元に戻しながら言う
緑「女の子なんだから無理しなくてもいいんだよ
泣いてもいいんだよ」
すると白髪の女の子は驚いた顔をして
僕の顔を見た時だった
黒髪「お話は済みましたか？
では、あちらから
刀を造る鋼を選んでくださいませ」
もう一人の少女は
何事も無かったかのようにそう言った
黒髪「鬼を滅殺し
己の身を守る刀の鋼は、御自身で選ぶのです」
？「多分すぐ死にますよ俺は」
雀「チュン」
僕達は同じような玉鋼を見ていた
どれにするか悩んでいると炭治郎君は
玉鋼の何か匂いで感じてそれを手にしていた
僕はしばらく見ていると太陽の光で緑色に輝いている玉鋼が気になってそれを手にした
──────────────────────
Aside
その縁側で御館様と私は鎹鴉を撫でていた
御館様「そうか、8人も生き残ったのかい
優秀だね。また私の子供たちが増えた
_______…どんな剣士になるのかな…A」
「そうですね…御館様」
御館様と一緒に最終選別の結果を聞いていた私
その最終選別では
勝己君と焦凍君も受けている
絶対死んでないと心からそう思っている
だって彼らは強いから…
今回は8人残った
私が受けた最終選別と比べたら凄いこと
きっと”あの鬼”も倒してくれたと思った…
そう思い私は御館様の隣に座って微笑んだ
出久君…
私は必ず貴方を見つけ出すから
だからそれまでには…
死なないで……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Pentas(プロフ) - 。。。さんへ、報告ありがとうございます！助かりました (2019年11月13日 21時) (
レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
。。。 - オリジナルフラグ立ってますよ。。。 (2019年11月13日 21時) (レス) id: 80d292197a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Pentas 咲妃 | 作成日時：2019年11月13日 21時
