Ｎｏ．125 ページ37
すると、空から声がした
ファ「いけないなぁ……
女の子を殴るなんて……
本当にヒーロー志望なのか？」
そこにいたのはファイさんだった
獄「てめぇ……」
ファイさんは疾風術で空を飛んでいた
ファ「おっと！いけない、いけない
君には関係ない話だったね……
じゃぁ……大人しくろよなぁ(ギロ」
ファイさんから送られる視線まるで
本当に殺すような目をしていた
あれは正しく……敵の目だった
2人「「！！！！」」
すると突然獄炎くんが吹き飛ばされた
「獄炎くん！！」
私は咄嗟に振り向いたが遅かった
ファ「君は少し観戦しといて……ね！」
「ｺﾞﾎｯ...ッ！」
ファイさんは私も吹き飛ばされて
彼の金縛り術をかけられた
身体が動かない！
そして
ファイさんは獄炎くんの方を見て近寄る
ファ「お前さぁ……
ちょっとはあいつの言葉に
耳かけ向けたらどうなんだ？」
獄「うる、せぇ！！！！！」
すると獄炎くんは最大威力で
ファイに炎の渦に包み込んだ
だが、ファイさんは水龍の術で炎を消してしまい
獄炎くんを蹴り飛ばした
ファ「やっぱお前向いてねぇわ
…己の感情で動いて何になる
今のお前はヒーローになれない……
ヒーローやめたら？…」
そう言って獄炎くんが倒れた方に行って
獄炎くんの前髪を掴むファイさん
それに抵抗する獄炎くんは……
獄「お前に……
言われる、筋合いは「あるだろ？」ｶﾞﾊｯ…！…」
獄炎くんは再び腹を殴られてしまった
「獄炎くん！！このっ！」
私はどうにか身体を動かそうとしていた
ファイさんは
獄炎くんの顔を自分顔に近づけて言う
ファ「お前さぁ……
目の前に大切な人がいるのに
なんで分からないんだ？
なんで必要としないんだ？
天ノ川を必要としないのなら……
俺が貰うぞ」
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作者名：Pentas 咲妃 | 作成日時：2019年7月29日 19時
