Ｎｏ．107 ページ19
この後、知ったことだけど
ヒーロー殺しには
折れた肋骨が肺に刺さっていたみたい
そして私はどうしてなのか分からないけど
私はロイの腕の中で眠ってしまった
ロイ「主？……！！主！！しっかり！主！」
夢の中で私は彼岸花にいた
辺りを見渡しても彼岸花ばかり…
すると背後から声がした
バーボン「やぁ！よく眠れているみたいだね」
そこにいたのは
敵連合にいたバーボンだった
「貴方は！バーボン」
バーボン「お！名前覚えてくれたんだ
嬉しいなぁ〜」
バーボン「ここは俺の個性の中さぁ
大丈夫！怪我なんてさせないよ(ニコ」
そう言って私の方に近づいて来た
バーボン「ねぇ……ちょっとだけ話さない？」
「……」
私は彼のあとを付いていくと
目の前に見えてきたのは一件の家だった
中にはソファ、キッチン、ベッド、トイレ、
お風呂等があった
「ここは……」
私は見渡しているとバーボンが答えた
バーボン「本当に覚えてないんだね……
ここは初めて俺とお前が出会った場所さぁ」
「出会った場所？」
バーボン「まぁ思い出すまでに
時間はかかるけど……
ゆっくりしていけばいいよ(ニコ」
するとバーボンが私に紅茶を入れてきた
バーボン「毒なんて入ってないよ？さぁ飲んで」
私はテーブルに座って飲むと
何だか暖かく懐かしい味だった…
「美味しぃ……/////」
バーボン「…っ…それは…良かった……」
バーボンも同じように紅茶を飲んでいた
私は聞いてみた
「ねぇ……どうして私をここに？
もしかして……契約とかのこと？」
バーボン「もしかして…
知っちゃった？俺の個性……」
驚いたように目を開くバーボン
「ある人から教えてもらったの
……ただ、それだけだよ…」
バーボン「ふ〜ん……まァいいけどね」
そう言って私に近づいて来る
バーボン「話をしているならいいや……」
バーボンは私の顎を上げて微笑みながら言う
バーボン「単刀直入に言うよ……
僕の花嫁になってよ……Aちゃん」
「……なんで……なんで私なの？」
それを
聞いたら持っていた顎を離して言う
バーボン「君との約束だから……
ちゃんと指切りしたからね」
彼は小指を出して笑顔で言う
「指切り……？」
そんな時だった
頭が避けるように頭痛がした
何！この痛み
バーボンは微笑み席を立って言う
バーボン「君は騙されている……気をつけてねぇ」
そう言って暗い闇の方に行く
「待って！ねぇ！」
彼の手を掴もうとした瞬間…
そこで私は目を覚めた
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作者名：Pentas 咲妃 | 作成日時：2019年7月29日 19時
