Ｎｏ．101 ページ13
出久side
グラントリノと出会って2日目が経った
僕はワン・フォー・オールを
フルカウン5％に辿りつくことが出来た
その晩、
何だかAちゃんに話がしたくて電話をした
でも
疲れているのではないかと思ったけど
電話に出てくれた
《もしもし？》
緑「あ、Aちゃん」
《出久くん/////》
2日ぶりなのに
何故か久しぶりに話した感じがする
緑「今かけても大丈夫だった？」
《うん、大丈夫だよどうしたの？》
緑「いや……なんか話がしたくて……」
《うん、私もだよ》
僕は何だか幸せな気持ちになり
多分……僕は微笑んでいるんだと思う
緑「そっちはどう？順調？」
《色々大変だよ、
今回なんてモデルの撮影したんだよ》
緑「え！嘘！」
後で調べてGETしなきゃ！！
《本当だよ……そっちの方はどう？》
緑「こっちは何とか個性コツを掴んできたよ」
《そっか/////》
緑「ところで今何しているの？」
《え？今？お風呂に入っているよ》
…………え？お風呂？
緑「え！/////
ご、ごめん！後でまたかけ直すよ！」
ま、まさか入浴中に電話をかけたのか僕！
《別に大丈夫だよ》
緑「そ、そう？/////」
それからは
Aちゃんの現場先について話をしていた
とても楽しくて心臓の音がさらに早くなった
《そっか〜頑張ってねぇ出久くん》
緑「うん……おやすみ」
彼女も《おやすみ》と言って電話をきった……
多分僕の顔は今にやけていると思う
だって
好きな人と電話ができたんだから
でもそれより……
緑「女子の声が近かった！！/////」
そう言って床にしゃがみ込んだ僕
それを見ていた
グラントリノには気づきもしなかった
グ「(青春じゃの……)」
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作者名：Pentas 咲妃 | 作成日時：2019年7月29日 19時
