42話 ページ43
炭「ちょっと待ってろ」
炭治郎君は器用に藁を編み、
あっという間に穴の空いた籠を修復した。
凄い…
その籠を手に持ち、横穴に入る
炭「これに入れる？昼間も先に進みたいんだ
俺達が背負っていくから」
禰「……」
禰豆子ちゃんは顰めながら籠を見る
炭「入る、ここに、籠」
炭治郎君が籠を指し示すと、
禰豆子ちゃんはもそもそと籠に頭を突っ込んだ
けど体のほとんどが籠からはみ出てしまう
やっぱりそうなるよねぇ…
どうしたらいいんだろう
そう考えていると炭治郎君がある提案を
禰豆子ちゃんにしてきた
炭「ん？禰豆子、お前大人の女の人くらいに
大きくなったよな
あれと逆に小さくなれないか？
小さく、禰豆子、小さくなれ」
そう言うと、
禰豆子はぐんと体を縮めて籠の中に
すっぽりと入った
緑「おぉ！す、凄い！！」
炭「おぉっ！えらいえらい！
いい子だ！禰豆子、凄いな」
禰豆子は目を細めながら嬉しそうに鼻を鳴らした
カァーカァーと鴉が鳴く中、僕達は山の麓に住む親子に狭霧山への道を尋ねていた
母親「狭霧山に行くなら
あの山は超えなきゃならないけど…
もう日が暮れるのに
そんな大荷物背負って行くのかい？危ないよ」
炭「十分気をつけます！
ありがとうございました」
村人「本当に人が行方知れずになったりしてるからね、迷わないようにね」
緑「はい」
親子に手を振り、僕達は山に足を踏み入れた
闇夜の中を禰豆子ちゃんと炭治郎君と一緒に
手を繋ぎながら歩いていると
林の中にお堂が見えた
炭「あっ、やっぱりお堂がある
灯りが漏れてるから誰かいるみたいだけど…
行こう」
緑「うん」
その時、炭治郎君が急に止まった
僕も止まっていると炭治郎が驚いて言う
炭「！！血の匂いがする
この山道が険しいから
どこかで怪我をしたんだ！」
確かにあの山の坂道は険しかった
僕達は急いで寺のお堂の方へと走る
緑「大丈夫ですか……っ！」
しかしお堂の扉を開けば
そこには凄惨な現場があった……
男性二人に、女性一人
誰もが大量の血液を流して倒れていて、
事切れていることは誰の目にも明らかだった
そしてもう一つの人影
女性の腕を貪る鋭い犬歯と爪を持つ男
あの夜に出会ったのと同じ…______人喰い鬼だ
鬼は僕達を睨みつける
鬼「なんだ、おい、ここは俺の縄張りだぞ
俺の餌場を荒らしたら許さねぇぞ」
禰豆子ちゃんは倒れている人間を見て
ボタボタと涎を垂らす
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particle e(プロフ) - 名無し44667号さん» それなwwwwww あと主人公組がｶﾜﾖｽ (2020年3月21日 23時) (
レス) id: 951567228e (このIDを非表示/違反報告)
名無し44667号(プロフ) - 不死川さんとかっちゃん似てんなぁ、、、w混ぜたら危険w (2020年3月19日 11時) (レス) id: 52b41a10ca (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - 稲荷神さん» コメントありがとうございます！た、確かに…木だったら骨折になっているかも…。報告ありがとうございます！またこんな感じのがありましたら是非ともバンバンと言ってください(*^^*) (2020年2月26日 14時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
稲荷神(プロフ) - あの、木がクッションてそれもう骨折してますよ？せめて草がクッションになってとかならいいと思います (2020年2月26日 11時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - ライムさんへ わかりました。何とかして変えてみます！！報告ありがとうございます (2019年11月16日 14時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pentas 咲妃 | 作成日時：2019年10月30日 21時
