102話 ページ9
そんな時、私は鬼の音を微かに感じて目を覚ますと煉獄が閉じていた瞼を開け立ち上がった
そして隠していた刀を取り出す
煉獄「車掌さん危険だから下がってくれ!
火急のこと故、帯刀は不問にしていただきたい!」
そう言って前の車両の方を見る煉獄さんに
私もその方角を見つめる
すると電灯がチカチカと消える中
一瞬消えて再び着くとそこにはふたつの顔のある
鬼の姿があった
起きていた乗客たちはその鬼の姿を見て
恐怖の声をあげる
乗客「ひゃあっ!」
乗客「ひいぃっ!」
炭治郎達も気づいて刀を構える中
煉獄さんは刀を腰に指してから刃を抜いて
炎を纏うように振り払いながら鬼に向けて言う
煉獄「そのきよくを!
隠していたのは血鬼術か!気配も探りづらかった!しかし、罪なき人に牙を剥こうものなら
この煉獄この赫き炎刀で
お前の骨の髄まで焼き尽くす!!」
そう言い終えると鬼は雄叫びをあげて
煉獄さんの方に向かってくる
鬼「オオオ──────ッ」
私も咄嗟に刀を取ろうとしたが
煉獄さんはすごい速さで鬼のところまで行った
煉獄「炎の呼吸.壱ノ型 不知火!」
すると煉獄さんは鬼の首を焼き切るかのように
鬼は破裂し姿も跡形もなく消えていった
炭治郎「すごい…一撃で鬼の首を…」
「あれが…炎柱.煉獄杏寿郎…」
その様子を見ていた
私は驚きながら改めて『煉獄杏寿郎』という人物を目の当たりにしたと思った
煉獄さんは立ち上がり
まだ鬼がいる気配を感知して私たちに向けて
言いながら前の車両に向かって走り出した
煉獄「もう1匹いるな…付いてこい!!」
炭治郎と伊之助は走り出し、私は善逸に声をかけあとを追うように走り出した
伊之助「うおお─!」
「善逸、行くよ!」
善逸「あ、待ってよ!置いていかないでよぉぉ」
しばらく走っていると
前の車両には手足の長い鬼の姿が見えてきた
逃げ遅れただろう男性が狙われている様子に
煉獄さんは鬼に向けて言った
煉獄「その人に手を出すことは許さん!」
すると鬼は私たちのことを気づいてこちらを見る
炭治郎、伊之助、私は刀を構えて鬼を睨みつける
煉獄「聞こえなかったのか?
お前の相手はこっちだと言っている」
すると後ろの方に隠れていた善逸が
煉獄さんに向けて言いながら私に抱きついてきた
善逸「な…なんですか、アレ?
長い!長いんですけどぉ〜!母ちゃん守ってぇ〜」
「善逸!引っ付かないで!!動けないでしょ」
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M - すごい面白ーい!はまってしまいました。毎日見てます!早く続きが見たい!! (2021年1月25日 20時) (レス) id: 0a10181279 (このIDを非表示/違反報告)
心海(プロフ) - ものすごく面白いです!私、煉獄さん推しなんで煉獄さんと夢主とで何かあればなと思ってます!次の更新も楽しみです! (2020年11月29日 3時) (レス) id: 336efc2f75 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 煉獄さんと夢主の絡みが面白いです!できれば煉獄さん救済でお願いしますm(_ _)m (2020年11月14日 19時) (レス) id: 166ae10acd (このIDを非表示/違反報告)
明日香(プロフ) - 凄く面白いです!!更新頑張ってください!応援しています!ちなみに煉獄さん助かってほしい希望です!! (2020年11月7日 19時) (レス) id: ba51113bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ちかぜ - はじめまして!お話、凄く面白いです!お忙しいとは思いますが、続きを楽しみにしています! (2020年11月5日 11時) (レス) id: 0cce1a0a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pentas 咲妃 | 作成日時:2020年10月18日 15時