私の知っている鬼滅の刃の世界じゃなかった!?【鬼滅の刃】

参 ページ5

「それじゃあ、行ってくるね」



私はお父さんとお母さんの作った
作品を街に売りに行こうとしていた。

そんな時、奈々と美結が
私が出かけることを知ってすぐに駆け寄ってきた



奈々「姉さん！私も一緒に行きたい！」

美結「私も！」



えぇ…どうしよう…(--;)



そう困っていると家の中にいた
お母さんがこちらに来た


母「ダメよ…奈々、美結」


それを聞いた2人はぐずる…



奈々「えぇ〜！！行きたいよぉ！」

母「今回は荷車が壊れているから乗せて
行ってあげれないの…だからダメよ」

美結「むー…姉さん〜！」


2人は私の方へ来た


奈々「ねぇ！いいでしょ！連れてって」



2人が手伝ってくれるのはありがたい


「奈々…美結…ありがとう」


すると2人はﾊﾟｧｧと明るくなるけど
すぐにダメと言う



「でもダメよ」

2人「「えぇ〜…」」


ダメと言われた2人はしょんぼりしていた


奈々「そんなぁ…」


そんな2人に私はしゃがみこんで
励ますように声をかける



「その代わりお土産買って来てあげるから」

奈々「ほんと！」

「うん」

美結「約束だよ！」

「うん、約束」




そしていつもの恒例の指切りをする



これ…意味知ったら本当に怖いからね←



私と美結と奈々で小指を絡めて歌った



「「指切りげんまん
嘘ついたら〜針千本の〜ます…指切った！」」



そう言って私は
立ち上がって歩き出そうとしていた



「じゃあ行ってくるね」

母「ええ、気をつけてね」


2人は「気をつけてー」「お土産よろしくねぇ」
と言って手を振っていた


歩いてすぐの所に
お父さんと優、流星がいた



父「お！A!!」

「お父さん、優、流星」



3人とも顔に汚れが付いていた
すると流星が私に聞いてきた



流星「姉さん、街に行くのか？」

「うん、お父さんとお母さんの作ったのを
売りにね」



するとお父さんは私の頭を撫でて言う



父「気をつけて行ってこいな」

「ありがとう」ﾆｺｯ


そして2人の顔を見て私は家族のことを頼んだ


「優、流星、みんなを頼むわね」

流星「おう！」

優「うん！」


そして私は3人に見送られながら山道を下る
私が生きている中で鬼に遭遇したことは1度もない


だから、鬼なんていないと心の底で思っている


早く終わらせてみんなにお土産買わなくちゃっ！


そう思って山を下った




だけど…


この約束が…守ることができない


なんて思ってもいなかった

肆→←弐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す