私の知っている鬼滅の刃の世界じゃなかった!?【鬼滅の刃】

参拾参 ページ35

そこに居たのは…
全裸になっていた伊之助の姿だった



伊之助「あ？」

「え？」

2人「「……」」



湯気でちゃんと隠れているようだけど…
私は笑顔のままで立ち上がって靴を履き、
刀を持って逃げた



「ごめんなさい！さようなら!!」

伊之助「おい！てめぇ!!」


今回のように1人の任務はダメになっている

十二鬼月に狙われている可能性がある私

狛治さんにある約束されていた



─狛治『今回の任務は本当は行って欲しくないが
俺も違う任務があるからな、

だから、約束として十二鬼月に出会ったら
即座に”逃げろ”

そして鴉に連絡しろ

もし攻撃してきたら弾き返せ』



とね!!!!


まさかの今日会うとは思わなかったわ!?

しかも、伊之助ですか!?

目には上弦 拾弐って書いていたし!?




伊之助「逃げんじゃねぇ!!!待ちやがれ人間!!」


「いやぁぁぁぁぁぁぁ(泣」



私は必死に逃げて木に飛び移る


すると彼の血鬼術なのか分からないけど
木が次々に斬られ、足場を失い木の上から草むらに落ちた

そして伊之助は私の上に乗り腕を抑えてきた



伊之助「ﾊｯ！…ようやく捕まえたぞ…」



私は伊之助に蹴りを入れ、隙ができ立ち上がろうとするが鋭い爪で腰に着けていた小さな巾着袋が裂けた


その巾着は森に入る前に何故か分からないけど
動物たちに好かれてしまい、リスが私にどんぐりをくれたのでその巾着袋に入れていたのだった



「あ！」

伊之助「あぁ？…!!」



そしてコロコロと転がるどんぐり
それを見た伊之助は目を輝かせていた

私はどんぐりを拾い
伊之助がそのドングリをずっと見てくるので…



「いりますか？どんぐり?」

伊之助「いいのか!?」ｷﾗｷﾗ



そこだけは純粋なんだね!?君は!



「あ、はい」



私は伊之助にどんぐりをあげる
それを嬉しそうにしていた伊之助を見ていると
何故か鬼なのにホワホワしてしまう




伊之助「お前良い奴だな！
俺の子分にしてやるよ！」

「え、いやいいです」



すると急に真顔になって後ろにあった木を殴り
凹みができていたのを私は知らない…



伊之助「逆らうのか?」

「なります、なります(泣」



もう、いやッ…怖いよぉ〜(´；ω；｀)

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