私の知っている鬼滅の刃の世界じゃなかった!?【鬼滅の刃】

弐拾玖 ページ31

暫く走っていると木の上から
鬼が私に向かって攻撃をしてきた


しかし、私は刀で攻撃を弾き返す
目の前に現れたのは2人の鬼だった



モブ鬼2「久しぶりの人間だ!!」

モブ鬼1「オイ!それは俺の獲物だぞ!!(怒」

モブ鬼2「うるせぇ!(怒」



よくよく見ると…
炭治郎が最終選別の最初に出会った鬼たちだ


私は彼らが口争いをしている間に
呼吸を整えて刃を振る




「月の呼吸 捌ノ型 月龍輪尾」



すると鬼たちの首は飛び塵へと消えていく
私は鬼たちに手を合わせて言う



「来世で幸せに…」



すると1人の鬼が涙を流して私に言う



モブ鬼「あり…が…とう…」



そして鬼は空へと帰っていった

元々鬼は人間…
好きで鬼になった訳でもない…


過去の記憶を失って人肉を食べている…
哀れで可哀想な…鬼…


「(嗚呼…ダメだ…)」



私はこう見えて泣き虫なんだ…
小さい頃よく泣いていた…

私は今でも溢れそうな涙を拭って
気持ちを切り替える


「さてさて、行きますか!!」


そう思って頬を叩いた瞬間
急に何かが腐った悪臭がしてきた



くっさ!!!なにこれ!?
どんなけお風呂入っていないの!?←



すると向こうからなにかに逃げるように
1人の男の子がこちらに来た




そこにいたのは…炭治郎が倒した手鬼だった


手鬼が持っていたのは
この最終選別に参加していた子だった


微かにまだ息をする音がある!
手鬼はその子を喰おうとするのを止めるように
少年を掴んでいた手鬼の腕を斬った

そして”その子を別の所に”と
逃げてきた少年に渡す


逃げてきた少年は頷いて森の奥へと行った


私は手鬼を睨む


手鬼は何やらニヤニヤとしていた…
すると、急にこんなことを聞かれた


手鬼「小娘、今は明治何年だ」

「…今は明治ではない…大正時代よ」



それを聞いた手鬼は急に叫び始めた
私は耳を抑える



手鬼「大正…!!アァアアアア年号がァ!!
年号が変わっている!!まただ!!また!!
俺がこんな所に閉じ込められている間に!!

鱗滝め、鱗滝め、鱗滝め、鱗滝めぇ!!!」



「どうしてっそんなに…
鱗滝さんのことを…」



すると手鬼は今までの事を私に話し始めた
そして弟子についても…



手鬼「特に印象に残っているのは二人だな、
あの二人…」


その言葉を聞いて私は嫌な予感がした…

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