後悔の先にある未来 (ページ10)

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「空…ごめんな」

『みつ？みつなの？ちょっと待って！』

離れていく背中に向かって手を伸ばし続ける。
それでも縮まらないふたりの距離。

『お願い、待って』

とうとうみつは光の向こうに行ってしまった。

？「…！…ん！…さん！空さん！」

『え、』

皆藤君の声で目が覚めた。
そっかあれは夢だったのか。

皆「もう～やっと起きた。一応仕事中ですよ」

いつの間にやら寝てたらしい。

『ごめんね、広告書き終わって寝ちゃったみたい』

皆「え？もう終わったんですか？あの量。さすがっすね！」

『今何時？』

皆「もうそろそろ7時なんで閉店時間です。お昼忙しくて声かけれなかったんですけど、大丈夫でした？」

『もうそんな時間…大丈夫よありがとう。』

皆「いえいえ、じゃあ明日の仕込み始めるんで。寝ないでくださいね！」

『わかってるって。もう～ごめん』

皆藤君のおかげで嫌な夢のことなど忘れていた。

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