その音で殺して

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息が出来ないほどのキスに溺れそうになる。
いつの間にかベッドに移動させられてて
いつの間にか服を脱がされてた。

私の理性もいつの間にかどこかに置いてきてしまったみたい。

照の男らしい首に腕を巻き付けたら、余裕そうな顔で笑うんだ。


服を脱いだ照の身体は思っていたよりも男らしい身体で心臓が激しく波打った。

素肌のまま抱き合って、


｢…ひ、かる。｣

私が名前を呼んでも何も答えない。
照の手が身体が私を欲望の底に突き落とす。



｢今まで何人の男とヤった？｣
｢…っ、ん、｣
｢早く答えろって。｣
｢くっ、るし…い｣

｢聞こえねぇよ｣

動きながらその手で私の首に手をかけて、グッ、と親指に力を入れて。
涙で照の顔がユラユラと揺れている。
だからどんな表情をしてるか分からないけれど多分だけど笑っている。

余裕なんだ。この男はずっと。

飛びそうになる意識。
それは照がくれるモノなのか、息が出来ないからなのかは分からない。


｢俺が好きって言えよ｣

私の耳元に口を寄せてそう吐く。
私のしているリングのピアスを噛んで引っ張られる。

｢照…が、｣
｢ん？｣

｢…ひかる…が好き…｣

引っ張られてたピアスが離されてよく出来ましたなんて満足そうに言って、私の中に欲を吐き出した。


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