好きに、なってもいいですか。 (ページ9)

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私をさらう、あなた。ページ9

yourside

｢…え？」

今スニョンさんなんとおっしゃいました？

｢私をさらうって？どういう事ですか？」

HS｢んー、明確には決まってないんだけど、

とりあえず宿舎、連れていこうかなって」

スニョンさんは、｢なぜか」誇らしげだ。

｢でも、お仲間の人達がきっと…」

SG｢そうですよ、ヒョン!!!!

ミンギュヒョンとかは喜ぶかもだけど

ジョンハニヒョンはそーゆーの

嫌いますよ？？」

HS｢じゃあ今この子を置いて帰れって言うのかよ」

ちょっと耳を疑った。驚いた。本当に。

(この人…私のことを考えてくれてるの…？)

気づけばがっしり掴まれた私の、腕。

HS｢…パパラッチ対策!! は、は、走るぞ!!」

私の手を掴んでスニョンさんが走り出す。

何故かその背中に無性にドキドキが

収まらない。

(この人になら…さらわれたい。)

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SG｢ゼェ、ゼェ…もう走れないって!!

あーもうほんとあのヒョンは

弟を大事にしないな!!

あ。美味しそうなチキンだ。買っちゃお。」