腹を、くくれ。 ページ34
yourside
さ、寒い………
温度とかじゃない、もう空気全体。
覚悟を決めて外に連れ出してみたものの、
いつ話を切り出せばいいか分からない。
WN「それで、話ってなんだよ。」
ありがとう。タイミング発見出来たお。
「私は、生まれてから今まで、ずっと
家の外から出して貰えませんでした。
きっかけはお母さんが原因不明の行方不明
だから。10年前、買い物へ行ったきり、今も
見つかっていません。」
「家出した時、途方に暮れていた時、
スニョンさん達に救ってもらって、ここに
いる。だから、この場所を今は失いたくない。」
上手く伝えられない、目が霞む。
「多分っていうか絶対、私は不利益な存在で、
料理も下手くそ、掃除もできません。
でも、ここに置いて欲しいんです、
お願いです!!!!」
思いっきり頭を下げる。
…………あれ?返事がないんだけど……
顔を上げると、ウォヌさんが
真っ直ぐ私の方を見つめていた。
WN「強いんだな。お前。」
少し微笑むウォヌさん。
WN「……まぁ、少しの間なら。」
「えっ……………
いいんです…か?」
WN「…俺は魚介類は苦手。
ゲーム機の充電は夜8時までに完了しといて。
…宜しく、A。」
「は、は、は、はいっっっ!!」
神様、毎日が楽しくなりそうです。
***********************
DN「ヒョン達…玄関に張り付いて、
何してるんですか??」
HS「チ、チ、チャニ。これは違うんだ、
待って、話を聞いて、チャニ!!!!」
JH「wwwwwwwwwwww」
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作者名:suija | 作成日時:2019年3月31日 18時