第56話 ページ11
幸せな時間はあっという間に終わる。
人生はそういうものなのよ。
誰かがそう言っていたのを思い出す。
君の幸せそうな横顔。
あまりにも整いすぎて。
ついじっと見る。
臣「…何？(笑)」
「別に、何でもないけど…」
臣「あ、授業もうすぐで終わる。」
「そうだね。」
臣「よしっ、戻っか！」
「え、あ、う…キーンコーンカーンコーン
臣「ナイスタイミング(笑)」
────────────────────
女『きゃー！登坂くん帰ってきたよ！』
女1『本当カッコイイよねー♡』
女2『うんうん！(名字)さんには合わないよねー』
こいつら、わざと大声で言ってんな。
ぶん殴ってやろうか。
あいつを見ると、鼻の下を伸ばしている。
あほか。
こいつはアホなんか。
こんな奴に騙されやがって。
確かに私と登坂なんか釣り合うわけねぇだろ。
知ってるよ、それくらい。
何で登坂はいつも私のところへ来るの？
私よりいい女いっぱいいるじゃない。
登坂も変な人なのね。
臣「ねね、今日一緒に帰ろ？」
「いいけど、部活は？」
臣「今日は休みー」
「そっか。」
臣「今日なんか素直すぎ。怖い。」
「え、そう？」
さっきからなんかおかしい。
胸の奥がキュンってなるような、
苦しくなるような、そんな感じ。
臣「熱でもあんじゃね？」
そういっておでこに手を当てる。
あれ、平熱だ。なんて言っていたような気がするけれど、
今の私には、登坂の声も聞こえないくらい
心臓の音がうるさくて
自分でもわかるくらい顔が熱い。
臣「顔赤くなってる。照れた？(笑)」
「……うっせ、だまれ」
臣「そうだよねー、慣れてないもんねー」
「まじうざいよ？」
臣「あ、すみません。」
この感情。
そう、これだ。
'恋'だ。
恋しちゃったんだ、君に。
どうしよう…やっぱり、少し怖い。
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登坂系女子(プロフ) - 3jsbさん» ありがとうございます！！更新頑張りたい所なのですが…私ちょっと今受験生でございまして、無事終ったらまた更新したいと思っています！！ (2018年1月14日 19時) (
レス) id: eabe8b62ee (このIDを非表示/違反報告)
3jsb - この小説すごく面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年1月9日 16時) (レス) id: 385883160a (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 頑張って下さい！ (2017年8月26日 22時) (レス) id: e1aae47cc5 (このIDを非表示/違反報告)
登坂系女子(プロフ) - りなさん» 本当ですか！？ありがとうございますー！頑張ります！！ (2017年8月26日 22時) (レス) id: 2d1cfc4051 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 更新頑張って下さい！この小説大好きです！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: e1aae47cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：登坂系女子 x他1人 | 作成日時：2017年4月27日 23時
