自由な正義を【ONE PIECE】 (ページ45)

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ﾙﾌｨ「おいサンジィ！弁当食お！海賊弁当ォ」

砂漠を歩き始めて数分、ルフィが言った。

サンジがビビの許しが出るまでダメだと即却下した。

それでも弁当が食べたいルフィは、今度はビビに強請りはじめた。

ﾋﾞﾋﾞ「まだユバまでは１０分の１くらいしか進んでないわルフィさん」

ユバへの道のりはまだまだ続く。それを考慮してまだ弁当は広げたくないらしい。

ﾙﾌｨ「バカだなァ、お前。こーゆーことわざがあるんだ。
腹が減ったら食うんだ」

何を自信満々に言ってるんだか。そんなことわざはない。

そんなルフィに折れたのはビビだった。次の岩場で休憩にしようと、提案する。

ﾙﾌｨ「おゥし！岩場！早く岩場まで行くぞォ！！ジャンケンで勝った奴が全員の荷物を運ぶんだァ！！」

ｳｿｯﾌﾟ「勝手に決めんな！」

ｻﾝｼﾞ「普通負けたモンが運ぶんだろが」

荷物を持つのも嫌になったらしく勝手に荷持ちジャンケンをはじめた。

ﾙﾌｨ「おうしいくぞ！ジャン！ケン！ポン！」

ﾅﾐ「待ちなさいよ！」

そんなルフィに呆れながらもみんな荷物は持ちたくないらしく、ルフィの周りにワラワラと集まる。

ｿﾞﾛ「おめェ後出ししただろが！」

ﾙﾌｨ「うほほほ勝ったァ！」

ルフィは例えジャンケンでも負けたくないようで、後出ししてまでジャンケンに勝っていた。

『バカすぎんだろ…』

自分で言い出したことなのでジャンケンの参加した全員の荷物を運ぶ。

私やエースはジャンケンに参加してないから、自分の荷物は自分で持っている。

ﾙﾌｨ「重い…重いぞ……暑いし…ジャンケン勝ったのに、何でだ？」

ｻﾝｼﾞ「お前がジャンケンで勝ったせいだろ。黙って運べ」

ﾅﾐ「落とさないでよー」

ソリでズリ…ズリ…と荷物を引っ張って歩くルフィ。

少し可哀想になった。

『ルフィー、手伝うか？』

そう声掛けたがナミに止められてしまった。

ﾅﾐ「ダメよA、自分で言ったんだからちゃんとやらせないと」

『らしいから、やめとく』

ﾙﾌｨ「そんな事言わずに手伝ってくれよA～！」

そんな事を最後尾でやっていると、ウソップが岩場を見つけたと報告をくれる。

ﾙﾌｨ「休憩タイムだァ！飯ィ！！」

岩場があるとわかった途端に先程のノロさはどこへいったのか、物凄いスピードで飛んで行った。

私たちも岩場へと向かおうとした時ルフィは岩場から戻ってきた。