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船に追いつくとルフィとその仲間の声が聞こえてきた。




ウソップ「__っぱ怪物の兄弟は大怪物か」




ルフィ「そうさ!負け負けだったぞおれなんか!アッハハァ!でも、今やったらおれが勝つね!ダァッハハハ!!」



私達の話をしていたのか陽気なルフィの声。


それを聞いて私とエースは船へと飛びうつった。




エース「お前が!」


『誰と誰に勝てるって!?』



船の手すりの近くにいたルフィを手すりに着地した勢いで吹っ飛ばしてしまう。




ルフィ「おう!エース、A!!」


ゾロ「海軍…っ!」




そういや海軍コート着たままだったな。


私は両手をあげ戦う意思がないことを伝える。




『戦う気はないさ。刀から手を離してくれ、ロロノア・ゾロ』




ルフィ「そうだぞ!おれの兄ちゃんと姉ちゃんだ!!
エース!A!さっき言ってたおれの仲間だ!」




エース「こいつァどうも皆さん、ウチの弟がお世話になって」


私はエースと共に帽子を取って軽く挨拶をした。




「「「え、いや。全く」」」



全員して頭を下げる。




『何分こいつは躾がなってないからあんたらも手ェ焼くだろうが』


『「よろしく頼むよ」』




何故か何とも言えない表情をしているルフィの仲間達。


一番最初に声を出したのはサンジだった。




サンジ「Aちゃん!?」



『サンジ。久しぶり』




サンジに名前を呼ばれ、手を挙げて返事をすれば至る所から驚きの声があがった。





「「「ええ!?」」」




ルフィ「A、サンジと知り合いだったのか!?」



ルフィに聞かれ「まあな」と返す。




ナミ「ちょっとサンジくん!何でルフィのお姉さんで海軍のあの子と知り合いなの!?」




サンジ「そうなんだ。とりあえず中に入らないか?美味しいお茶でもだすよAちゃん」




『大丈夫、後でもらうよ』




私はそう言うとエースに目配せしてサンジの咥えていたタバコに火をつけてもらった。




サンジ「ウォわ」





みんなは一体どんな兄弟を想像していたのだろうか。





「ルフィに輪をかけた身勝手野郎たち」とか「ウソよ」とか「海って不思議だな」とか。




ルフィとは真逆な私達を見て好き勝手言っている。





ルフィ「な?おもしれェだろ、こいつら!アハアハアハ」

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作者名:カラー | 作成日時:2021年9月9日 0時

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