七枚 ページ8
八虎side
面談室にて
大葉「お…お…おおー!!え、めっちゃいいジャーン!」
F100号に描いた絵に、先生は釘付けになっていた。
八虎「マジすか…」
大葉「うんマジマジ!「縁=金属」か…いいね!"縁=糸"で描いた時はどうかと思ったけど…やればでんきんじゃん!矢口!」
めっちゃ、褒めてくれる…
俺は勝手に楽しく描けたつもりでいたけど...
これは、、いい絵なのか!
大葉「矢口、来週最終コンクールあるからね」
八虎「はい、失礼しまし…」
面談室から出ようとしたとき
大葉「?」
ある事をおもいだした
八虎「あ、あの〜、瞳華…さん?」
大葉「あー、その子がどうかしたの?」
八虎「いや、彼女も、油彩って描くんですか?」
大葉「…何が言いたいの?」
そういえば龍二が言ってたな、
日本画にすげぇ奴が"居た"って
きっと瞳華さんの事だと思う。
八虎「彼女、油彩描いてないですよね…?だから、、なんでここに居るのかなって、」
大葉「彼女の絵、見た事ある?」
八虎「まぁ、ちょっとだけ」
すげぇ綺麗な絵だったから鮮明に覚えていた。
大葉「瞳華はね、本当は日本画科なのよ。そこでずっと成績トップを収めてたんだけど…ある日」
『どこにでも通用する日本画が描きたいです。』
大葉「って、来たわけ。」
どこにでも通用する絵、俺だったらトップの成績取っただけで満足するのに…
大葉「あの子の考えてることはあーんまわかんないけど…ただ者じゃないって事は確かよ♡」
そして俺は面談室を後にした。
とりあえず今は褒められた。それでいいんだ。
八虎「…森先輩ありがとうございましす」
俺はスマホの画面に向けて礼を言った。
外からみたら変なやつとしか思わねぇよな!
.
・
「ふーん」
八虎「…?!」
いきなり声が聞こえて俺は立ち上がった。
そこに居たのは
A「へぇ…意外とやるなぁ」
瞳華さんだった。
え、今の見られてたやつ?!
これ絶対見られたやつだ
というか、瞳華さんから話しかけてくれるとは
思っていなかった。
A「..名前は?」
八虎「あ…矢口八虎です!」
A「八虎か…最終コンクール、楽しみにしとるで。」
瞳華さんはそう言って立ち去ってしまっまた。
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あーさー(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! もう更新はされないのでしょうか…? (2022年3月20日 23時) (レス) @page25 id: 3b3fd30819 (このIDを非表示/違反報告)
キース(プロフ) - あの、めちゃくちゃ好きです!!続き、ずっと待ってます! (2021年12月14日 12時) (レス) @page25 id: f19164db3a (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 続き待ってます!!! (2021年11月13日 23時) (レス) id: 6f7b9e6ac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みら | 作成日時:2021年4月1日 12時