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ー雨の日ー ページ4
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ザーザーと在り来りな音が外から聞こえる
寒くもないのに身体が震え出す。
止まらない涙が頬を伝う前に被った布団に吸い込まれる。
『いやっ…
ねぇ、はや…く…』
息が苦しくなって
何も見えなくなって
恐怖に支配されて
「ごめん、遅なった」
いつも通りの声を聞いてどんどん力が抜けていく。
『ゆう…し…
ゆうしっ…!』
ベッドの横に座る侑士にすがりつく
侑士「ほんまごめん…」
『大丈夫…大丈夫だから…
うぅっ…ヒグッ…こあ…い……怖い…』
侑士「…おいで」
ゆっくり広げられる腕の中にうずくまる
『ありがとう…侑士…』
侑士「おん」
助けて貰ってばっかりだ
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作者名:由紀乃 | 作成日時:2020年4月12日 16時