大好きな人【osmn&htrn】 ページ24
【憧れの人】の続きとなります。
『マンちゃんん…どないしたらええんや…』
ただいま現在午前9時。
携帯片手に項垂れております。
携帯は通話中。
その相手は幼馴染みのマンちゃん。
「んー、そうだねぇ。清楚系はどう？」
どうするもなにも、緊張でまず頭がまわらない
清楚系…白いスカートが確かあったはず…。
あっ、後これも合わせてみたら…！
テレビ通話に切り替え、マンちゃんに見せる。
『ど、どうやろか！？』
「ええやん！かわいいめう！」
よし、これに決めた！
かれこれ１時間は余裕ですぎたと思う。
これもまた、あの人…ひとらんさんのため。
初めてあった時に連絡先を交換し、食事までこぎつけた。
『うう、緊張してきた』
集合場所までの移動中もずっと緊張で押し潰されそうだった。
集合場所についた時にはすでにひとらんさんはいて、待っていた。
『わわ、遅くなってすみません！』
「ん？Aちゃん、こんにちは。全然遅れてないからおっけ」
笑顔が素敵すぎます…！
* * *
『ふー、楽しかったです！』
いわゆる、デートというものももう終わりを告げようとしていた。
このデートの中で色々気づいた。
ひとらんさんはやっぱり優しいこと。
動物が好きなこと。
ゲームが好きで、マンちゃんとよく遊ぶこと。
そして、私がひとらんさんを好きなこと。
気付いてはいけない気がしていた。
でも、もう遅かった。
『……ひとらんさん、わたし…！』
「…ごめんね、Aちゃん」
……へ…？
ひとらんさんはもう、何もわかっているかのような悲しい目をしていた。
ああ、そうなのか。
わたし、失恋しちゃったのか。
『な、に謝ってるんですか！』
無理やりな笑顔を引っ付け、ひとらんさんの方を見る。
それでもひとらんさんは悲痛な顔をしていた。そんなに笑えてないかなぁ？
「ほんとにごめんね。Aちゃん、もっと身近な人の事を見てあげて。絶対いい人がいるから」
身近な人…？
帰り道、私達はずっと静かだった。
でも、それが別に嫌ではなかった。
私の家まで送ってくれた。
やっぱりひとらんさんは優しいのだ。
『っ…ふ………ぅ……っ』
部屋に入ってからというもの、溢れるものは止まらなかった。
そんな時、部屋の扉がノックされた。
「Aちゃん…？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さわこ - ヒメ＊さん» えっ、グルさん？グルさんがどうかｓ（（（うぼあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ (2018年1月9日 22時) (
レス) id: e1331c41ff (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - グルさんうわああああああああああ(発狂) (2017年11月4日 14時) (レス) id: 62fdf5a30d (このIDを非表示/違反報告)
みるく*(プロフ) - 柚杜さん» 書き終わりましたー！！ なんか想像と全然違うけども…！ リクエストありがとう！！ (2017年1月16日 22時) (レス) id: 0a931a9b77 (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰ってます(*'▽')コネちゃんと生姜紅茶でリクお願いできますかね・・・？更新も受験も頑張ってください！応援してます！ (2017年1月13日 0時) (レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
みるく*(プロフ) - 暗愚さん» ぴゃっ(´；ω；｀) コメントありがとうございます！ ほんとに嬉しいです…！ 早めの更新頑張りますね…！ (2016年12月30日 10時) (レス) id: 0a931a9b77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
