どうでもいい 19 ページ21
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光「早く起きろよ。」
ガンッッッと腹を蹴られる。
安らかに眠っていたと言うのに、
私のゴールデンタイムを邪魔しやがって。
『いっった、なんだよ。くそ女』
光「なに熟睡してんの?これから見回りでしょ?さっさと起きろよ。」
真っ青な目で私を睨む。
お館様命令で、必ず夜に見回りをするよう指令を受けていた。
そして、なぜかこの組み合わせになった。
ほんと、嫌な予感しかしないなぁ。
『…、』
刀を持ち、すぐ外に出る。
あたりを見回すがそれと言った違和感はない。
が、鬼の匂いは残っている。
光「なにもないじゃん。帰るわ。」
『いや、待て。』
パシッと帰ろうとしてた要光の手首を抑える。
光「なによ、離して。」
この女、柱なのに、鬼の気配もわからないのか。
そしてさっきからおかしい、
前と空気が違う。
重いというか、肺が圧迫されるような、…
『…ッッッ!!!!』
ガンッッッっと要光の頭を床に伏せる。
私も同じように体制を低くし、
光「いっっっっっっ、お前なんのつもり…だ……」
娘「お姉さん達、
なんでこんな夜中にここにいるの?」
ニコッと気持ち悪い笑顔で笑いかけてきた
こいつがこの町で一番の鬼。
『見つけた。』
思いっきり床を蹴り、一気に距離を詰める。
私は、子供だからと言って
手加減するような馬鹿ではない。
さっさと頸を切って、
このくだらない任務を終わらせよう。
そう思って刀を抜き、刃を頸に振ろうとした時、
光「ちょっと、なにしてんの??!!」
要光が私の目の前に娘を庇うように立った。
その時娘は、要光の後ろで、ニタァと口角をあげて私を見つめた。
でも残念。
生憎、私はこの女が嫌いなんでね。
『…………邪魔なんだよ、お前。』
ドゴンッッッと
思いっきり、要光を蹴飛ばした。
鬼と人間の区別もつかない阿呆なのか。お前は。
急いで、
は…?という顔をする娘まで距離をつめ刀を振るう。
娘の真っ赤な目が私を見つめた時、
要光「時の呼吸、弍の型、
要光がそう言い
カチッと時が止まる。
その瞬間、娘の時間が止まる。
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みょん - 状況が分かりやすくて、細かく書いてあって読みやすいです! (2021年8月30日 23時) (レス) id: 92803f2ac3 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 控えめに言って神 最高です! (2021年8月30日 23時) (レス) id: 92803f2ac3 (このIDを非表示/違反報告)
やすな(プロフ) - マッシュッシュさん» 同感です、、、、、!ほんっとうに感動しました (2021年2月21日 8時) (レス) id: 32dc323374 (このIDを非表示/違反報告)
小説終わらない - 私も個人的に小説を書いています!やっぱり凄いです!なんか読めば読むほどいい話です! (2020年12月9日 20時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
superman(プロフ) - ササミさん» ラスト考えるのむずかったです(T_T) (2020年10月9日 22時) (レス) id: 56ca2f5f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:superman | 作成日時:2019年10月13日 19時