どうでもいい 11 ページ12
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数十分後無一郎と冨岡さんが帰ってきて柱合会議が始まった。
お館様の話によると、最近近くの町で、鬼らしき者が暴れ回っているという話だった。
既に、14人ほど怪我をしていて、亡くなった者もいる。
お館様は、私、宇髄さん、甘露寺さん、要光で町を見回りに行ってくれと言った。
ん、ちょっと待って、
『お館様、私は要さんと接触禁止ではないのですか。』
お館様は前、私に接触禁止と言ったはずだ。
そもそも元凶を連れて来ないでくれ。
お「そうだったが、今回の件はやむ終えないんだ。行ってくれないか?」
『……………御意。』
し「なぜ貴方が嫌そうな顔するんです?嫌なのは光さんでしょう?」
しのぶはいちいち私につっかかってくるなぁ。
嫌なら話しかけるなって前言ったじゃん?
私も、出来れば話したくないから。
光「しのぶちゃん…!私は大丈夫だよ…!!頑張るね」
『……………………………、』
その言葉に、私に対しての憎しみと恨みがこもっている。
ギリギリギリとはげしりする音がとってわかる。
柱合会議はそのことについてで終わった。
私は、自分の屋敷に向かうため夜中の道を歩いていた。
ふいに隊服のポケットから、チャリという音がした。
『……………………、ん?』
そう思いながらポケットから取り出してみると、
『…………………簪。』
あぁ、この簪は私が柱になった時に、みんなから買ってもらったやつだ。
みんな、私が柱になった事を喜んでくれた。
みんな、笑って私の頭を撫でてくれた。
みんな、みんな、
『…………ッ、』
みんな、褒めてくれたのに。
ギュッと簪を握る。簪の影は、
月の光に反射して私の影を突き刺していた。
光「Aちゃん、お話しよーよ。」
その言葉が、夜道に響いた。
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みょん - 状況が分かりやすくて、細かく書いてあって読みやすいです! (2021年8月30日 23時) (レス) id: 92803f2ac3 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 控えめに言って神 最高です! (2021年8月30日 23時) (レス) id: 92803f2ac3 (このIDを非表示/違反報告)
やすな(プロフ) - マッシュッシュさん» 同感です、、、、、!ほんっとうに感動しました (2021年2月21日 8時) (レス) id: 32dc323374 (このIDを非表示/違反報告)
小説終わらない - 私も個人的に小説を書いています!やっぱり凄いです!なんか読めば読むほどいい話です! (2020年12月9日 20時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
superman(プロフ) - ササミさん» ラスト考えるのむずかったです(T_T) (2020年10月9日 22時) (レス) id: 56ca2f5f9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:superman | 作成日時:2019年10月13日 19時