アナウンスの声 ページ11
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”繰り返しお伝えします。線路の目の前に大きな木が倒れていて動くことが出来ません。大変ご迷惑をかけます。申し訳ございません。”
違う違う、これは、あの時と同じなんかじゃない!
落ち着け、落ち着け
落ち着け私
”ご乗客の皆様に質問でございます”
『っえ?』
この声、このトーン。この喋り方
言葉に出したくなくても、考えたくなくても、この声が誰なのか答えが出てくる
”僕は誰でしょう”
『嫌っ、嫌だ嫌だ嫌だ!!』
”繰り返しお聞きします。僕は誰でしょう”
『嫌よ、、、いや、いやいやだぁぁぁあ!』
”お客様、何が嫌なのですか?”
き、聞こえてる、、、!
”この声、誰か分かるでしょ?”
『ちょ、チョンさん、、、、』
”正解です。お客様は賢いのですね。今日も赤のお洋服素敵でございます。全身赤の服。まるで僕のために着てくれたような服ですね”
そう伝えると、アナウンスは止まった
『止まった、、?』
そう思って、下にしゃがみこんでいた体を起こして、前を見てみると
目の前の窓にチョンさんがニヤリと微笑んでいた
プシュー
何故か、勝手に電車が開き
そこに当たり前のように入ってくるチョンさん
チョンさんの神は綺麗にセットされていて
服は全身真っ白のスーツ
『ちょ、チョンさん、、、、!』
私は、少しずつ後ずさりした
チョンさんは恐ることも無く私を一歩一歩追い詰めていく
視界の端に、私の家が見えて、その家にジニオッパが入っていくのが見えた
『ジニオッパ!!!』
JK「馬鹿だなぁ、ヌナはやっぱり何も変わってないね。聞こえないに決まってるでしょ」
チョンさんも私を追い詰めていく姿勢は何も変わってない
『なんで、なんで、、、逮捕されたんじゃ、、』
JK「はぁ、計画通りって言ったでしょ?僕が意外と計算高いって知ってた?」
『どういう、、』
JK「まだ分からない?」
私を壁に追いやって、ドンっとチョンさんの拳を私の頭の横に置いた
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ジン - お、おぉう......結構ドギツイ最後だった笑主さん!めっちゃ面白かったです!笑こういう恋愛もありかも((おいやめろ。はい、すいません。次のお話も楽しみにしています!アンニョン! (2020年9月21日 20時) (レス) id: 01400b95f4 (このIDを非表示/違反報告)
をかし(プロフ) - ジミカさん» ジミカ様ありがとうございます!本当に嬉しい褒め言葉です。作者も作者のペースで皆様の期待に添えるような作品を作っていきたいと思います! (2020年9月21日 0時) (レス) id: 8b4389e8c0 (このIDを非表示/違反報告)
ジミカ(プロフ) - しました!をかし様の作品大好きなんです!テテのお話もをかし様のペースでいいので待ってます! (2020年9月20日 23時) (レス) id: 5c9d920d34 (このIDを非表示/違反報告)
をかし(プロフ) - ジミカさん» ジミカ様!ご主人様はキミに首輪をつけたようだ。の時もコメントしてくださったのを覚えていらっしゃいますか?私はとても嬉しかったのを覚えています!またコメントしてくださってありがとうございます。テヒョンの話も楽しみしていてくださいね! (2020年9月20日 23時) (レス) id: 8b4389e8c0 (このIDを非表示/違反報告)
ジミカ(プロフ) - 面白かったです!テテのお話も楽しみです!頑張って下さい。 (2020年9月20日 22時) (レス) id: 5c9d920d34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:をかし | 作成日時:2020年9月20日 14時