女子力ゼロさん ページ16
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それからしばらく経って、本格的に紅一点になる準備が進められるようになった
私が新メンバーとして入る時に新曲を出すことになった
今は、その練習中
ダンスを見てるとなんだか自分も踊れそうな気がするけど、実際踊ってみるとそんなことは無かった
防弾少年団として活動している彼らの音楽を見て聞いて、今、改めて凄さが分かった
ダンスを揃えるのはどれくらい大変か知らなかった
ただ踊るだけじゃなくて、そこに自分の想いも込めることが大切で
動き一つ一つに感情をつけて
その中でも見ている人を惹き付けないといけない
色んなことを思いながら踊る
その大変さを今知った
あぁ、なんて難しいんだろう
明日みんなと合わせないといけないのに
私はみんなよりも少し早めにダンスの練習をしていた
もう、体に染み付いてもいいのに、ダンスの動きはひとつも備わってなくて
もうすぐ自分はアイドルになるって考えると急に怖くなる
涙こそは出ない、でも気持ち的にはもう泣きそうなくらい不安
ガチャ
そう思っていると誰かが部屋に入ってきて急いで心を落ち着かせる
HS「お!やっぱり練習してた!探してたんだよ?」
『え?私を?』
HS「そう、どこにいるのかな〜と思って、そっか、Aは先に練習してたんだね、明日みんなで初めて合わせるけど、いけそう?」
『ん〜、どうだろう、、明日みんなに見せられるほど上達もしてないし、正直言うと不安、、』
HS「そっか、、でも、大丈夫だよ、自分に自信を持つ、それだけで全然違うから」
『ありがと、、みんなは、ダンス上手くて羨ましいよ、ホソギオッパとか特に』
そう言うと、少しオッパが少し黙って口を開いた
HS「僕達も最初から上手だったわけじゃないんだよ?いっぱい、いっぱい、練習して、どうやったら魅力的に見えるかとか、毎日鏡の前で研究する、、ジミナなんてね、毎日心配になるくらい練習してたんだよ?頑張り屋さんなんだよね、ジニヒョンだって最初から完璧なわけじゃなかった、、だけど今ヒョンの動きを見たらとんでもなくかっこよくて、、尊敬するよ、、」
ホソギオッパの言葉を聞いて、私は何も知らなかったんだって思った
それと同時に、私も頑張らなきゃって、ホソギオッパの言葉一つ一つが胸に響いた
悩んでたことも、心配だったことも
ホソギオッパの希望に満ち溢れた笑顔でどこかに飛んでいったみたい
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ヤンコチペン - BTSと暮らせる世界線どこですかぁ〜?! (2023年4月5日 17時) (レス) @page46 id: 257e9ab930 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:をかし | 作成日時:2020年6月20日 22時