オキナグサ (ページ5)

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墜ページ5

⚠︎闇注意⚠︎
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〈9レ・k〉

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「なあ、だれ？これ」

彼のスマホに私のdm画面が映し出されている

あぁそう言えばアカ共有されていたな

"私だけ"

彼のアカウントは共有させてくれなかった。

なんでと聞いても、「俺はええ」の一点張り。

『後輩』

「男やん」

『最近入ってきた子。LINE交換するよりましでしょ』

「俺あかん言うたよな？約束も守れへんの？」

『............』

そういう貴方はどうなの。

知ってるからね。

浮気してること＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『ごめん。消しとくね』

「俺がブロックしとくから」

『うん。』

いつからだろう

私が貴方に執着しなくなったのは。

〜

2年付き合っていた彼氏に振られた私は路頭に迷っていた

私を愛してくれるのはこの人しかいない、

この人を失ったらまた独りになる。

そんな恐怖心からか、いつしか必死になってしまっていたのかな

急に彼から「重い」「しんどい」「疲れた」と鋭い矢を放たれ

挙句の果てには、苦しそうな顔で
「お願い...別れてください。」と、土下座される始末

本当はなんでどうしてって言いたかった。好きだったから、。

でも、気づいた

私が良かれと思ってしていた行為、愛し方は、彼を苦しめる元凶にすぎなかった

私の精一杯の愛。それが彼には辛くて、怖いものだったのか

そう思った途端、涙が止まらなくなった。

また間違えてしまった＿＿＿

『ごめんなさい...今まで本当に...気づけなくて、ごめんなさい』

溢れる涙を拭いながら、謝り続けた

『今までありがとう』

と私が言うと、彼は重い足を引きづりながら何も言わず去っていった

その後ろ姿は今でも鮮明に覚えている。

〜

彼と別れてから数年経った頃、風斗と出会った。

彼に未練はなかったが、トラウマとなって私を縛り続けていた

そんな私を優しく包み込んでくれた風斗

このままでは駄目。前を向こうと決心し、
彼が向けてくれた好意に答えた

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