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山のような揚げ物をかっくらった後、審神者、そして第一部隊の面々でこの世界に来てから2回目の会議が開かれる
"かいぎ"とでかでかと平仮名で書かれた紙を中心に、六振りと1人が円状に座る
「さて2回目ね、今回の要点は2つ
今の私達の立ち位置と現状、それから今後の予定
取り敢えず1つ目から始めようか」
「では部隊長の俺が
まずこの世界の勢力は鬼と人間、まあ観測出来ているだけで言えばだが────そこへ俺達と遡行軍が加わって、単純に考えれば5つになったと言うわけだ」
「それで当然ながら私達は鬼殺隊、人間サイドについ立ち回っているのだけど…遡行軍がどこに着いているか、そんな事は考えても無駄だから今後に任せてパスね
それよりも」
まず何よりも、この世界1番の問題は"勢力図"
「鬼は太陽の光以外を浴びるか鬼殺隊の所持する"日輪刀"という刀で首を斬られない限りは不死
身体能力も普通人とは比べ物にもならない
そして人を食べる度に強くなる
後は血気術ね、これは鬼が使う異能力の1つで、私達をここに飛ばしたのもそれと見て大方間違いはないかな」
「しかもその鬼の存在は世間一般に周知されていないと」
「知っている者もいる、というぐらいだろうね」
人間を食べて強くなる、そしてぶっ飛んだ強さでまともに死にもしないし血気術とかいうご都合多種多様能力が無限に等しく存在する鬼と言うよりは限りなく吸血鬼に近いクソデカ勢力vs人間と
どう考えても力量差があり過ぎるのだ
「パワーバランスが崩壊してる
これよく人間生き残ってるねえ」
光忠がそう零すのも無理のないほどに圧倒的な差
人間側も年月をかけて対抗する業を生み出して来たのだろうが、ただ拮抗するまでもなくこのままではただただ人間側の勢力をすり減らされていよいよ断絶だろう
ましてや鬼殺隊の軸となる産屋敷当主が代を継ぐのさえやっとという始末
「鬼は例外なく元人間で、その元凶は"鬼舞辻無惨"という所謂鬼の始祖
その血と適合する事で人間から鬼へ変わる
そして特定の鬼はその血を分け与えることで更に鬼を増やせる
ねずみ算とまでは行かないけど凄まじい増殖能力ね」
「では鬼舞辻無惨と直属の鬼を消せば根源消滅というわけですか」
「そうね
そうなんだけどやっぱり鬼の方にも格付けみたいな物があってね
上位の物になればなる程に、柱────鬼殺隊のトップみたいなものね、それらでも収集がつかない程に強いんだとか」
「柱というのは、あの煉獄もか?」
「うん
9人いるみたい」
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雪桜 - 鬼滅の刃と刀剣乱舞のクロスオーバーの話は好きなので続き待ってます! (2020年11月29日 20時) (レス) id: 22c6e8b5c8 (このIDを非表示/違反報告)
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