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道中の雑魚を造作もなく蹴散らし、報告のあった場所へ向かう
遠戦で敵の過半数を灰にし、瀕死で生き残った遡行軍を撫でるかのように切って行くのは、まるで舞のようで

「…成長したねぇ」

「はい?」

「いや、間近で見るのも久しぶりで
まだ私がひよこの時とは比べ物になんないなぁって」

「そりゃぁ、主も比べ物にならないぐらい私達を鍛錬しましたからね」

「はは…それもそっかあ」



刹那

つ…と糸の切れるような感覚

同時に小夜ちゃんといまつるが弾ける





「…来た」

「主、下がって」

「主様、僕達を捨ててでもお逃げ下さい
未知故何が起こるやも分かりません」

「僕達は折れても、貴方だけは死なせない」

一変、短刀達の目が猫のようにスっと縮まり、目の前にある人の丈程の岩から距離を取り、偵察の陣形を取る


「来たねえ」


岩陰から感じる気配

確かにそれは今まで感じた事の無い何か



「動かないで
平野秋田不動信濃は待機
今剣、小夜は距離を詰めて
危険だと判断したら防御陣を私が展開する
一定の距離を保って
移動」


口には出さず、視線で合図を交わす



きゅ、と今剣が歩を進めた瞬間、岩陰から黒い物体が飛び出す


「さよ!」

「分かってる」

小夜が目にも止まらぬ速さで黒い何かに切りかかる

ズァ、と音がして肉が切り裂かれる音が響く

明らかに弱ったかのように見えるそれは、地面を這いながら私達から距離を取ろうとしている

「距離を保って待機
陣形は崩さないで」

「主!気をつけて!」

常に防御、転移陣を発動出来るよう体制を整えて近づく


「…まずは束縛しとくか」

術式の展開を始めた途端

「主!!!!!!!!!」

短刀の叫ぶ声が聞こえる

それと同時に即効性の転移陣を起動させる

が、




「血鬼術」



絞り出すように放たれたその言葉
耳に染み付いたまま世界が止まる

目の前が紅に染まり


視界が


弾け

5→←3



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設定タグ:刀剣乱舞 , 鬼滅の刃 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ファンタジー
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雪桜 - 鬼滅の刃と刀剣乱舞のクロスオーバーの話は好きなので続き待ってます! (2020年11月29日 20時) (レス) id: 22c6e8b5c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちんたに | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2020年11月16日 20時

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