71ペテン ページ28
〜Aside〜
ごめんなさい、仁王くん
あんな夢１つで自分がこんなになるなんて。
きっと、無意識に両親と彼を重ねてしまってるんだ。
────A、大好きよ
─────A、今度海に行こうか
────────お父さん、お母さん、大好き！
アンタなんか！大嫌い！──────
お前なんか此方から願い下げだ！────
お願い・・・！やめて二人共！──────
バイバイ、A─────
お父さんっ──
ちょっと出掛けてくるわね。・・・帰らなくても心配要らないから。
あ、ちゃんとお金は振り込むからね。
じゃあね──────
お母さんっ──
幸せだったあの日。
そんなものは過去でしかない。
父が居なくなり、転校を繰り返した。
母は一人で仕事を頑張り、やがて身も心も疲れ、何処かへ行ってしまった。
優しかった母。
よく遊んでくれた父。
もう居ない
結局、一人になった私は誤魔化し、欺き、騙し、人に取り入り、なんとか居場所を創ってきた。
立海に入ったのは、母が通っていた学校だから。
学費は高いけど、毎月必ず振り込まれるお金でなんとかなる。
.
ごめんなさい、仁王くん
あなたの優しさで救われたの
また信じて、
本心から笑って良いですか
ーーーーーーーーーーーーー
仁王「A、大丈夫か？」
丸井「ヤバい、顔白いぜぃ？！」
仁王「先生、Aが体調悪そうナリ」
先生「え？あら、本当！顔色酷いじゃない！」
仁王「俺が保健室連れてくきに。」
先生「・・・ちょっと待ちなさい、仁王くんは・・・」
仁王「せーんせ、俺のこの間の数学のテストの点数は？」
先生「・・・98。しょうがないわね。お願いします。」
仁王「プリッ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
体がフワフワする。
小刻みな振動に不安を感じ、暖かいものにしがみついた。
ぎゅっと抱きしめ返され、言い様のない安堵感に包まれる。
私が好きなあのハーブの香りが鼻孔を擽った。
記憶の何処かに引っ掛かる、懐かしい香り。
？「大丈夫ぜよ。安心しんしゃい。俺は、傍に居るきに。」
聞き覚えのある低い声が耳元でした。
「雅・・・くん・・・」
誰だっけ・・・雅くんって・・
そのまま意識を捨てた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラクター
丸井ブン太「天才的だろぃ☆」
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菊丸星華 - お待たせしました！今日から更新再開します！ (2015年2月25日 18時) (
レス) id: bab13a277d (このIDを非表示/違反報告)
菊丸星華 - ごめんなさい、今日からテスト期間なので、更新できません>< (2015年2月14日 12時) (レス) id: bab13a277d (このIDを非表示/違反報告)
菊丸星華 - 池ッチさん» やっほー！見てくれてありがとう＾＾これからもよろしく☆ (2015年2月7日 11時) (レス) id: bab13a277d (このIDを非表示/違反報告)
池ッチ - 更新頑張って!!! 私誰かわかる?笑 (2015年2月7日 10時) (レス) id: 3321a87186 (このIDを非表示/違反報告)
菊丸星華 - さな(*^^*)さん» ありがとうございます！期待にそえるよう、頑張ります＾＾ (2015年2月7日 0時) (レス) id: bab13a277d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊丸星華 | 作成日時：2014年12月22日 21時
